「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

「ホタル観察 + セミの羽化」観察(今年も優雅な舞を愉しみました。)

2012-07-29 23:26:33 | Weblog

 昼間の暑さがやっと和らいだ6時半過ぎから、子ども達と夜の生き物達の生態を観察に行きました。

 

6時45分ごろ森に到着。

さっそくセミの羽化が始まっていないか観察を開始しました。

 

懐中電灯を頼りに、木々を見渡すと、ニイニイゼミの羽化後の抜け殻はたくさんあるものの、羽化している最中の個体は見つかりませんでした。

その間、カマドウマの仲間やヨコバイの仲間、蟻などを見つけながら森の奥に移動しました。

 

 何かを見つけたらしいです。↑

 こちらも何か発見!↑

“おかさん”が呼びつけられなかったところを見ると、抜け殻だったのかな?

 

しかし、しぶとく粘って探索を続けたところ、4個体の羽化途中のセミを見つけることが出来ました。

午後7時10分頃でした。

 

その内に一つは、ニイニイゼミでした。

後の2体はヒグラシ、そして最後の一つはアブラゼミのものだと思われました。

 

木を上っている最中の彼らをずっと見ているのも大変なので、一度広場に出て「アブラコウモリ」の飛翔を確認することにしました。

 

 コウモリの直前に小さな小石などを投げるとコウモリが餌の虫と間違えて捕まえようとします。

そんな話をしたら、みんな小石を空に向かって投げ始めました。

そして、3例くらい虫と間違えたコウモリの姿を確認することが出来たようです。↑

(残念ながら“おかさん”の投げた石にはひっかりませんでした。)

 

午後7時半頃、コウモリたちとお別れし、再度セミの羽化の続きを観察しました。

 

上の写真は最初死んでいると思われたニイニイゼミの羽化直後の様子です。↑

“おかさん”にとってニイニイゼミの羽化を見るのは初めてでした。

いつもの年だと、ニイニイゼミは7月月初に羽化してしまって、いつものホタル観察の時には既に羽化しきってしまっているからです。

 

 こちらの背中をむき出しにした羽化途中のセミは、大きさからヒグラシだと思われます。

一生懸命に殻から脱出しようとしていました。↑

 

 こちらはアブラゼミの幼虫だと思われます。↑

上のヒグラシと同じ木にいたはずなのですが、コウモリと遊んでいる間にそのすがたを隠してしまっていました。↑

 

 アオオサムシ(?)でしょうか?

手塚治がオサムシをお気に入りにしていたと聞くと、それだけで特殊な昆虫のように思えてしまいます。

 ホタル観察の直前で見つけました。

 

そしていよいよホタル沼に行きました。

 

7~8m離れたところからも、既に光りだしたホタルたち数匹が確認できました。

さらに近づいてみると、見事な地図模様を沼に描いて たくさんの蛍が見つかりました。

 

ここ数年の中で一番たくさん居たような気がします。

 

やがて飛び交うホタルも現れ、われわれの頭上を越え 森の方に行った個体は、4人がかりでようやく手のひらに収めることが出来ました。

 

頭上8mくらいのところまで飛ぶ固体まで居て、しばらくの間子ども達の目を釘付けにしていました。

ピークはちょうど夜8時頃だったように思われます。

 

ということで、今年も無事いろいろな昆虫やホタルの飛翔を愉しむことができました。

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お久しぶり!(どうすれば大切な場所を守れるか?)

2012-07-29 11:44:18 | Weblog

「肉離れ」&「夏日課開始」のため一週間お預けだった散歩に行きました。

そして、森の入り口で、散歩の時にほとんど毎朝お会いしていた2人のご夫人にお会いしました。

いつもなら「おはようございます!」の挨拶くらいしか言葉を交わさないのに、いきなり

「ここの所ずっと見ないので どうかしてしまったのかと ちょうど話をしていたところなのよ!」

と声をかけられ、ちょっと立ち話をしてしまいました。

 

思えば夏休みに入りどたばたしていて あっという間に時が去ってしまいました。

 

久々の森ではセミがようやく鳴いていました。

ただ、ニイニイゼミばかりでアブラゼミの姿は見つけられませんでした。

ただ、ニイニイゼミではないこんな抜け殻も見つけました。

ヒグラシのものでしょうか?

 

また、何故か今日はキンバエが大量に発生して、そこここににあるミミズの死骸に群がっていました。

 

そんな中まずは例の樹の様子を見に行きました。

居ました、居ました。今日は大賑わいです。

オスとメスのカブトムシと、何匹かのカナブン。

そして、もう一匹カブトムシのオスが樹の周りを飛び回って、しばらくして樹に留まりました。

久々にカブトムシの飛翔をゆっくり堪能させていただきました。

左の下のカブトムシが後から来た新参者です。

上と右のほうにオスとメスが一匹ずつ居ます。

 

 

このあと、今日の夜子ども達と〇〇を観察予定の沼地を下見してしておきました。

よく見ると冷蔵庫やらドラム缶、テレビなどをはじめ粗大ごみが落ちています。

また現代文明の申し子であるプラスチック容器なども散乱しています。

(ただ去年以上にごみが増えている形跡はありません。)

こんな汚いところに きれいな妖精が住んで居ようなどとは 誰も考えるはずもありません。

 

どこかの森のように、みんなに話を持ちかけ、きれいな沼にすることは出来そうな気がします。

毎年そのようなことを多少考えたりもしますが、「ここは、これでいいのだ。」と思いなおします。

人間たちだけの都合で いろいろと環境をいじり回されたのではそこに住む生物たちはたまったものではありません。

 

こんなにぼろぼろのところであっても、そこを拠点としてガマガエルやトンボ、水鳥達をはじめ多くの生物が細々と生活しています。

ここをきれいにして「〇〇がいる沼」などとすると、人が立ち寄ってごみを散らかし放題にするに決まっています。

 

幸い沼の中も、その周辺も去年と変わっていません。

ほとんどごみが増えていません。 

これは、この場所を誰も見向きもしない証拠だなと思います。

これが案外この場所を現状維持させる一番の方法かも知れないなと思いました。

 (といいながら豊かな生き物達を愛でる気持ちを受け継いでもらうために、学び舎の子ども達にはそのありかを教えてしまっています。

また、こうしてネットで公開しているのも、そういう意味では矛盾した行動です。・・・・?)

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7月の「あそぼうよ」。(中3生は自習)

2012-07-29 00:07:15 | Weblog

朝から30度を濾す猛暑の中、「まつど あそぼうよ」が開かれました。

久々に森に足を踏み入れると、いたるところに、カブトムシの死骸が転がっているのが目に入りました。

もちろん“おかさん”の目が「昆虫サーチモード」になっていたためですが、それにしてもあちこちに散乱しています。

 

そんなことを思いながら遊具の用意をしていたら、「あそぼうよ」のメンバーである、Kさんが到着。

当然彼女にもすぐにカブトムシの死骸が目に付いたらしく、さっそく木のふもとを調べ始めました。

そしてあっという間に立派なカブトムシのオスを手にして現れました。

 

既に来ていた子ども達に伝えると、さっそく全員でカブトムシ探しを始めました。

そして、あっという間に5匹捕まえてしまいました。

 

その次に来た虫好きの子も3匹捕まえたそうです。

何故か異様にカブトムシが発生していたようです。

 

今回は、カメラを忘れてしまったので、生きているそれらを撮ることができなかったのですが、死骸のひとつを家に持ち帰り家で写真に撮りました。

これがそうです。

 

“おかさん”が遊具の準備をしている最中だけでも3個体の死骸を見つけました、

今日はこのほかに、ニイニイゼミの羽化後の抜け殻多数、ヒグラシ成虫(たぶん?)、茶色の10cmくらいのナナフシなど、たくさんの昆虫に恵まれました。

 

総勢30名弱の集いではありました、昆虫好きが多く、その分余分に愉しく過ごしました。

 

 <追記>

“おかさん”が「あそぼうよ」で子ども達と遊んだり、倒木を背に昼寝をしていた時、中学3年生立ちは「森の学舎」に来て各自の課題解消に当たってくれていました。

多少無駄口もあったでしょうが、それなりに課題の取り崩しを進めてくれたようです。

 

嬉しい限りです。しかし、

 

夏期講習が始まり一週間が経ちましたので、その結果を最終目標と照らしてみました。

すると、このままだと、最終目標達成に到達できる生徒は独りも居ないことがわかりました。

 

なので、各自来週以降、今週の1.5倍以上の課題をこなすよう檄をとばしました。

 

その結果は、・・・・・・ 誰からも異論がありませんでした。

 

具体的な数字で現状を的確に伝えたことが良かったのだろうと思います。

また、“おかさん”から見て各人にまだまだ余裕が見えたのですが、本人達もそれをある程度自覚していたようでした。

 

来週以降また新たな展開が期待できそうです。

 

教材が無い等で生徒達の足を引っ張ることがないように、日曜日にしっかり新しい教材を追加発注しておきたいと思います。

コメント (2)
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