10月20日
10月20日に立ち寄った滋賀県草津市にある旧東海道 草津宿本陣。
国の史跡にも指定されていて、敷地や建物の大半が現存している日本でも最大級の本陣史跡です。
台所土間には一度に大人数の食事の準備ができるようにかまどがいくつも並んでました。
こちらは本陣の当主 田中家の住居だった部分だそうです。
田中家の本業は材木商で、本陣入り口の横、東海道に面したところに店の間と呼ばれる帳場がありました。
向上段の間
上段の間
座敷部の最も奥にある一番格式の高い部屋で、一行の主客が休泊する部屋でした。
他の部屋に比べると豪華な造りになってますね。
部屋の写真撮影はOKでしたが、部屋の中の右の襖絵はNGだったのでこの角度でしか写せません。。
上段の間の横の渡り廊下から湯殿に向かいます。
主客が利用した湯殿
下から沸かす五右衛門風呂ではなくて、外の湯沸屋形で沸かしたお湯を運んだそうです。
1枚目の写真で左にある屋形が湯沸屋形です。
板の間の床に排水用の溝が切られてるのが分かりますね。
風呂桶のサイズに比べて部屋が広いのは建物の外からの攻撃に用心したためだとか、これなら槍も届きませんもんね。
他の部屋や広間はいたってシンプル。
食事の配膳をする場所だった御膳所(ごぜんしょ)には皇女和宮が宿泊された時に供されたお膳が再現されてました。
幕末期、尊王派や反幕派の批判回避と幕藩体制の強化のため朝廷との繋がりを深めようと幕府が画策した公武合体政策の一環として、仁孝天皇の第8皇女で孝明天皇の妹にあたる和宮親子内親王が14代将軍徳川家茂に嫁ぎました。
京から江戸へ向かう行列は約50kmにも及んだと云われてます。
これ行列の先頭が草津に着いても、最後尾はまだ京都の御所出てませんよね
この後は近くの草津川跡地公園に初めて行ってみます。
最近、滋賀県の観光地集客数上位に上がってきた公園です。
過去記事<東海道 草津宿本陣(1)>
よろしければ、応援クリックお願いします!