北海道の旅、3日目です。
ホテルの窓から外を見ると、ちょっと青空がのぞいています。
今日は気持ちよく走れそうです。
国道228号線を走り始めると、ちょっと変わった像がありました。
目がユニークです。
でも繁次郎さんて、誰なんでしょう?
しばらく走ると国道228号線が終わり、229号線に入りました。
国道229号線に入ってしばらく走ると、生命の泉「八幡さんの水」という看板がありました。
生命の泉というフレーズに引かれて入っていくと、神社の隣に水飲み場がありました。
神社にお参りして生命の水を一口。
寿命が何年か延びたかな。
生命の泉「八幡さんの水」のすぐそばに函館戦争官軍上陸の地の碑がありました。
明治2年に幕府軍を追って、官軍がこの地に上陸したそうです。
碑の向こうに白い岩肌の崖が見えています。
館の岬というところで、縞模様になった岩肌が綺麗です。
国道229号線を海沿いに走っていくと、親子熊岩というのがありました。
海に落ちた子熊を助けようとした親熊も足を滑らせ、2頭とも海に落ちてしまい、
子を思う親の愛の深さに心を打たれた海の神様が親子熊を救いあげ、岩に変身させたという伝説があるそうです。
岩が子熊に手を伸ばす親熊の姿に見えます。
そういえば、よちよち歩きの長男が池に落ちて、飛び込んで救いあげたことがありました。
一歩間違えば僕も親子岩になっていたと思うと、ぞ~とします。
せたな町に入って、道道740号線に進路を取りました。
道道740号線に入ってすぐにコンビニがあったので、少し腹ごしらえをしようとBROMPTONを停めると、
荷物を満載した自転車が停まっていました。
乗っているのは20代の若者でした。
これから江差の方に走るそうです。
道道740号線は車の通りも少なく、走りよい道です。
キタキツネが道の真ん中に座っていました。
いくら車の通りが少なくても、こんなところに座っていると危ないぞ
道道740号線の長ーいトンネルを抜けると、太田神社の拝殿があります。
その拝殿から見える岬が、北海道最西端の尾花岬です。
近くまで行くことができない端っこなので、ここからの遠景で我慢です。
太田神社の本殿は、道道740号線沿いの鳥居から登ったところにあるのですが、
日本一過酷な参道と言われているそうです。
登りたいのはやまやまですが、いきなりロープの下がった垂直のような階段を見て、参拝は諦めました。
尾花岬を突っ切るのが、太田トンネルです。
トンネルの入り口に差し掛かると、
もしかして、3,395mもあるの?
走れど走れど暗いトンネルが延々と続きます。
追い越す車も対向する車も無く、異次元の世界に向かって走っているようです。
ようやくトンネルを抜けました。
北海道最西端を走破です。
最西端に立てなかったのは残念ですが、12個目の端っこを攻略しました。
久しぶりに自動販売機を見つけたので、缶コーヒーを買って一服していると、雨が降り出しました。
ちょうど東屋があったので雨宿りをしたのですが、雨はやみそうにありません。
仕方がないのいでレインウエアを着て雨の中を走り、
道道740号線を走り抜けて、国道290号線を右折して、せたな町北桧山地区に到着しました。
82日目
走行距離 94.1km(GPS計測)
総走行距離 7,814.9km
出発時間 06:00 (江差)
到着時間 13:45 (せたな町)
走行時間 7時間45分
平均速度 12.1km/h