バレンタインデーに嫁さんがチョコをくれました。
そのチョコを持って、今年2回目の筏釣りに行きました。
天気は曇りですが、風も波も穏やかです。
今回は釣りに備えて、百円ショップでいいものを手に入れました。
電子ライターです。
冬の釣り場は風が強いことが多くて、煙草の火を点けるのに苦労します。
これはUSB充電式で、シャッターを押し下げると、電熱線がオレンジに光ります。
そこに煙草の先を押し付けると、風に影響されずに火をつけることができます。
釣りの準備ができて、一投目を投入して、電子ライターで煙草に火をつけると、いきなりアタリが出ました。
釣れたのはチャリコ(小鯛)でした。
今日は魚の活性が高いようです。
期待しながら2投目を投入すると、もぞもぞとした前アタリの後に、穂先を抑え込むような本アタリが出ました。
大きくアワセると、大きく竿が曲がりました。
隣の筏の釣り人から、「もう掛けたのですか?」と声が掛かりました。
何度かの締め込みをいなして、もう少しで姿が見えそうなところまで巻き上げてきたのに、いきなり手応えが無くなりました。
仕掛けを回収すると、針がありません。
ハリス切れです。
チヌかと思ったのですが、もしかしたら真鯛かも。
真鯛は歯が鋭いので、飲み込まれると針を切られることがあります。
気を取り直して針を結びなおし、釣りを再開しましたが、今度はアタリが無くなりました。
エサのオキアミがそのまま戻ってきますが、嫁さんからもらったチョコを食べながら、辛抱強くダンゴを打ち返すこと1時間ほど。
エサを小突くようなアタリが出て、小さく穂先が抑え込まれました。
アワセを入れると、またもやいい手応えです。
慎重にやり取りをしながら、水面まで引き上げてきたのは、良型のチヌです。
ついに自作玉網の出番です。
檜を貼り合わせて作った玉枠が壊れないか心配です。
チヌを玉網に収めると、玉枠はしっかりとチヌを筏にすくい上げてくれました。
釣れたのは46センチの大物チヌです。
自作の玉網、大活躍です。
午前中にチヌを釣ったので、気が楽になりました。
それでももう一匹と思うのが釣り人の性です。
しかし、またもやアタリがなくなりました。
11時になったので、久しぶりにアルコールコンロでお湯を沸かして、
カップヌードル味のぶっこみ飯を食べました。
暖冬とはいえ、2月の中旬の海の上では、暖かいご飯はごちそうです。
昼ご飯を食べて昼寝をして、後半戦の釣りを再開。
しばらくはアタリが無かったのですが、ようやく小さなアタリ出て、タイミングを見計らってあわせると、また良い手応えが竿を伝わってきました。
水面まで上がってきたのは先ほどより小ぶりのチヌです。
やった、2匹目と喜んだのもつかの間。
チヌが反転すると、ハリスが切れてしまいました。
1.7号のハリスがあのサイズのチヌで切れるなんて・・・
このハリス、何回目の釣行だったっけ、古くなっているのかな?
それとも、目印のマジックインクを消そうとアルコールで拭いたのがいけなかったのかな?
新しい糸に交換しておけばよかった。
と思っても後の祭りです。
糸を長目に切り捨てて、針を結びなおしました。
その後、穂先を引き込むようなアタリをあわせて、真鯛を釣ったのですが、近くの養殖場で捨てられたのでしょうか?
片目が無くて傷だらけだったのでリリースしました。
何はともあれ、真鯛をすくっても自作の玉枠はびくともしませんでした。
ということで、2020年筏の初釣果は、46センチのチヌ一匹だけでした。
2回のバラシが悔やまれます。
でも、一匹でも釣り上げられたのは、嫁さんのチョコのおかげかな。
迎えの渡船で港に戻ると、今日は7組の釣り客がいたのですが、チヌを釣ったのは僕一人でした。
あの二匹を釣り上げていたら、ヒーローだったのに・・・