土曜日というのに、また雨模様です。
船頭に電話をしたら、船は出すけど、天気が悪くなるから何時まで出来るか判らない。
ということでした。
なので、今回も生オキアミ2枚に安売りの配合餌を混ぜて、磯に上がりました。
今回乗せてもらった磯は、初めて上がる磯です。
足元が切り立っていて、いかにも魚が隠れていそうな雰囲気です。
まだ雨が降っておらず、風も波も穏やかです。
早い時間に釣れたらいいなと、まずは足元を探っていきました。
早速竿を曲げてくれたのは、
サンノジでした・・・
続いて竿を曲げてくれたのは、本命のグレです。
でも、僕の足よりも小さかったので、海に返してあげました。
今日は魚の活性が高いようです。
すると、ひったくる様なアタリで、竿をのされてラインを切られてしまいました。
一体、何者なんでしょうか?
ハリスを1.5号から2号にあげて、正体を突き止めようとしたのですが、
あっという間に竿をのされて足元の根に潜られ、ラインを切られてしまいます。
これ以上太いハリスは持っていません。
そんなことが何度も続き、心が折れそうになってきました。
足元を諦めて沖に遠投してみると、またもや激しい引きが襲ってきたのですが、レバーブレーキで最初の突っ込みをいなすと、何とか勝負に持ち込めました。
ラインを引き出されてはリールを巻くことを繰り返し、腕がパンパンになってきたところで、ようやく魚を水面まで浮かせ、タモに入れることができました。
正体は、
50センチはあろう特大サンノジです。
こいつが犯人だったのか・・・
次に掛かった魚は小ぶりです。
そんなに苦労することなく魚を浮かすことができました。
小さめのサンノジかなと思ったら、青い魚体が見えました。
なんとグレです。
35センチのまるまると太ったグレです。
やっと良型の本命のグレを釣ることができました。
これでいつ撤収になっても大丈夫です。
でも、もう一匹釣りたいのが釣り師の性です。
雨がぽつぽつ降ってきて、風と波が強くなってきました。
右手にさらしが出てきたので、そのあたりを攻めてみると、ウキが消し込み、
またもや竿をのされてラインを切られてしまいました。
何度目かのアタリでようやく最初の突っ込みをいなして、勝負に持ち込むことができました。
苦闘して魚を浮かせると、白っぽい魚体が見えました。
???
サンノジなら茶色なのに、何だろう?
まさかの石鯛です。
それも40.5センチ(港に戻ったときに計測してもらいました)の良型です。
底物でもなかなか釣ることができないのに。
フカセで、しかも1号の竿で、サンバソウ(40センチ節未満の石鯛の呼び名)ではなく、正真正銘の石鯛を釣るなんて。
今年初の石鯛、今年は良いことがありそうです。
喜んだのもつかの間、雨、風、波が徐々に強くなっていき、ついに船頭から迎えの船を出すと電話が入りました。
お昼に撤収となりましたが、満足の一日でした。