長い旅の相棒となる自転車を決めるべく、大阪市内にある折畳み自転車の専門店「LORO」さんにお邪魔し、BromptonとBD-1の試乗をさせてもらいました。
最初に乗ったのはBrompton。
ママチャリのような、リラックスしたポジションです。
小径タイヤなのでふらつくかなと思ったのですが、意外と安定しています。
大きくハンドルを切ると、切り込むような感じがするのは小径タイヤの宿命でしょうが、直進安定性は十分です。
変速は内装3段で、2速が普通の自転車の変速比ぐらいです。
1速と3速のギア比はかなり離れていて、トップは結構スピードが出ます。
立ち漕ぎをしても、フレームやペダルがしっかりしていて、不安感はありませんでした。
BD-1の方は、マウンテンバイクのようなポジションです。
外装9段の変速は、トップはBromptonよりも速く、ローはBromptonよりも軽い。
自転車の変速は、坂や向かい風、追い風といった条件が変化しても、乗り手が一定のリズムとトルクで走ることができるようについているものなので、多段の方がより多くの状況に対応できます。長距離を走るには魅力的です。
もうひとつ魅力的なのは、前後のサスペンションです。非常にソフトな乗り心地ですが、立ち漕ぎをしたときにBromptonに比べると、少しふらつくような感じがしました。
折り畳みも見せてもらいました。
両車とも同じような畳み方ですが、Bromptonは後輪を畳むと自立し、折り畳み作業が楽そうです。
一方、BD-1は少し手を添えないと倒れてしまいそうで、畳み方も少し複雑です。
折り畳んだときのサイズは、Bromptonがかなりコンパクトです。
走りはBD-1の方が魅力的ですが、遠くに行けば行くほど、交通機関に乗っている時間が多くなるので、やはりBromptonが、一番適してると感じました。
もう一度、Bromptonを試乗し、旅の相棒をBromptonに決めました。
Bromptonは、変速機の段数やキャリアの有無など、いくつかのモデルがあります。
泊りがけの時は荷物が増えるだろうし、6速仕様は値段が張るので、キャリアのついている内装3段のM3Rにしました。
お店に置いてある色はグリーンとレッドでした。
僕は本来、赤系が好きなのですが、Bromptonのデザインには落ち着いたブリテッシュグリーンが好ましく感じられました。
オプションにベアローラーやイージーカバー、スタンド、鍵を追加して174,000円とちょっと。
次の土曜日に受け取りに来る約束をして、店を出ました。
いよいよ今度の土曜日は、日本一周への出発です。