「鳥川ホタルの里湧水群」
鳥川(とっかわ)ホタルの里湧水群 最終更新日令和5年9月11日
環境省では、平成20年7月に環境問題が主要議題の一つとして開催された「北海道洞爺湖サミット」にちなみ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、現在の「名水百選」に加え、新たな名水として「平成の名水百選」を選定し、岡崎市からは初めて「鳥川(とっかわ)ホタルの里湧水群」が選定されました。
選定にあたって環境省は、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動を重視しており、旧鳥川小学校(平成22年3月末に閉校)の児童や、地元の鳥川ホタル保存会の活動が認められての認定となりました。
1 湧水群の名称
鳥川ホタルの里湧水群(岡崎市鳥川町)
2 湧水群の概要
鳥川地区は、小高い山々に囲まれた山間の集落であり、山にしみ込んだ水が地区内各所で湧き出しており、湧水群の一つ「延命水」は、市内外から水を取りに来る人が多くみえます。
また、鳥川は天然の「ゲンジホタル」の生息地域としても知られており、地元では「鳥川ホタル保存会」によるホタルの保護活動が盛んに行われています 。
*https://www.city.okazaki.lg.jp/1100/1108/1155/p002879.html より
水質・水量
1日の湧水量:23.6トン
由来・歴史
鳥川地区は、明治8年(1875年)に現在の鳥川小学校ができ、地区内には鳥川城址や代官屋敷跡、慈徳院、白髭八柱神社等があり、これらの歴史とともに湧水群も生活用水として大切に守られてきた。
水質保全活動
鳥川ホタル保存会は、川の草刈りや清掃活動、山の間伐、集会所周辺の草取り、剪定などの活動を行っている。また、平成22年3月に廃校になった鳥川小学校を岡崎市ホタル学校としてリニューアルし、ここではホタルについて楽しく学べるほか鳥川地区の豊かな自然を守る活動を支援している。
周辺の自然環境-その恵まれた自然環境に加え、住民による保全活動が実を結び、毎年夏には天然のゲンジボタルを多数目にすることができる。湧水群に関しても、清掃や周辺環境の整備への取り組みが盛んである。
利用状況-本地区の生活用水は、周囲の森林から湧き出る清水を水源とする鳥川簡易水道(鳥川浄水場)によって現在も賄われている。
湧水群の一つ「産湯の滝」はその名のとおり、戦前まで産湯に使われ、現在は地域住民によって清掃等が定期的に行われている。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=56 より
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