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<The Wonder 500> ものづくり 028 小福椀シリーズ

2021-09-27 06:15:35 | The Wonder 500

 「028 小福椀シリーズ-小福椀・大中小:黒・ペンガラ」

*画像は「大」

 ささやかな福をもたらす器。
 旅持ちの抹茶碗をモチーフに、ふっくらとした形が愛らしい「小福椀」。
 マットで落ち着いた質感は、輪島キリモト独自の「蒔地技法」によるもの。
 天然木に布着せを行い、下地を施した後、表面に近い部分でもう一度「輪島地の粉」を使用し、漆を塗り重ねて仕上げています。
 そのため表面硬度が高まり擦れに強く、金属のスプーンを使っても傷がつきにくい。
 使い込むことで少しずつ艶が出て表情豊かになっていく、その変化も美しいのが特徴です。
 大サイズは具沢山の汁ものやお茶漬け、さらには抹茶椀に、中サイズは飯椀や小鉢に、小サイズはカップやお子様の器におすすめです。
 大/中/小が入れ子になるため、コンパクトに仕舞えるのも嬉しい。
 毎日の食事で気兼ねなく使える「小福椀」は、ささやかな福をもたらしてくれる器。

 デザイナー: 桐本泰一
 技法: 蒔地
 素材: 天然漆、ケヤキ
 サイズ/容量:
 大 φ121×h75mm/約520ml
 中 φ106×h65mm/約340ml
 小 φ94×h60mm/約240ml
 ※容量はすりきりいっぱいまで入れたときの量です。

 輪島キリモト 石川県輪島市杉平町大百苅70番5

 いつもの暮らしの中に「木と漆」を そんな想いを様々なかたちにして
 石川県輪島にて、200年以上「木と漆」の仕事に携わってきた桐本家。
 江戸時代後期から明治・大正にかけては輪島漆器製造販売を営み、昭和の初めに木を刳ることを得意とする「朴木地屋・桐本木工所」に転業。
 六代目・俊兵衛は、特殊漆器木地をはじめ、家具全般をも手掛ける設備を整えました。
 七代目・泰一は、大学でプロダクトデザインを専攻、企業でオフィスプランニングに携わった後、輪島に帰郷。
 朴木地業の弟子修行を経て、漆器造形デザイン提案、器や家具、建築内装などの創作をはじめました。 
 平成27年 商号を「輪島キリモト」とし、木地業を生業にしながら、多くの力ある職人さん達と一緒に、
 木工製品や漆の器、小物、家具、建築内装材に至るまで、木と漆が今に暮らしにとけ込むようなモノ作りに挑戦し続けています。


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