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<伝統野菜> 岐阜 あじめコショウ

2022-08-21 07:10:57 | 伝統野菜

 「あじめコショウ」

【生産地】中津川市 (旧:福岡町)

【特徴】形は細長い。鷹の爪よりもずっと長細く、実は18cmほどの大きさに成長する。一般的なトウガラシに比較して3~5倍という辛さが特徴。また、風味があり糖度はトマト並み。品質面の特徴と栽培の歴史をもとに、岐阜県の飛騨・美濃伝統野菜認証を受け、青果から加工品までさまざまな用途で生産出荷されている。

【食味】ヤミツキになる味で、愛好家から「味女」と呼ばれる。トウガラシだがトマトと同程度の糖度を示し、風味のある辛さと相まって独特の味がある。この辛さは風味と表現できる食味品質であり、これに魅了されて愛好家組織「好辛倶楽部」には200名以上の会員が集う。

【料理】青果を焼き野菜や和え物として食する一方、乾燥したものは薬味として利用する。野菜炒め、和え物、やきそば、パスタ、カレー、浅漬け、みそ汁にと、多様な使い方ができる。乾燥させて細かくしたものは、一味や七味など薬味として使う。風味が豊かなので、加工品としても人気があり、近年は「あじめコショウ」入りのおかず味噌、ミニトマトと混ぜたピリ辛風味のケチャップ、「あじめコショウ」入りレトルトカレー、ドレッシング、ポテトチップスなど風味に優れる特徴を活かし、さまざまな商品開発が行われている。

【来歴】岐阜県中津川市福岡地区で、約400年前から栽培されている。この地域ではトウガラシをコショウと呼ぶがトウガラシの一種。地域内を流れる付知川に生息するアジメドジョウに外観形状が似ていることから、アジメドジョウに似たコショウ(トウガラシ)として「あじめコショウ」と呼ばれるようになった。現在、岐阜県飛騨・美濃伝統野菜の認証を受けた「好辛倶楽部」会員17名が中心となって、約40aで生産されている。主な会員の生産量は、約2tとして県に届け出ているが、多くの地元農家では3~10本程度が多く全体の生産量は不明。

【時期】7月~11月

*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%ef%bc%8d21-%e5%b2%90%e9%98%9c%e7%9c%8c/#i-7 より


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