「マアナゴ」
押し寿司、煮穴子など大阪の食文化に欠かせない穴子
◆マアナゴの産卵場は長年謎とされてきましたが、平成20年の調査で、九州パラオ海嶺の沖ノ鳥島南方沖で6月から9月に産卵が行われることがわかりました。
◆ふ化した仔魚は柳の葉のような形(レプトセファルス幼生)をしており、通称「のれそれ」と呼ばれます。「のれそれ」は、3月から4月頃に大阪湾に流入した後、全長14cmになると体が変形・縮小し(変態し)、全長6cmほどの稚アナゴの形となります。その後、大阪湾の沿岸部の砂泥質の海底で、昼間は穴や砂中に潜み、夜間に魚やエビを好んで食べ、1年後に約30cmに成長し、あなご籠や板びき網により漁獲されます。
◆大阪湾で漁獲されるアナゴには、マアナゴとゴテンアナゴがありますが、味はマアナゴのほうが美味で、寿司やかば焼きにして食されます。1本丸ごと天ぷらにし、青葱としょうゆだけで食べるのが泉州風です。また、岬町の伝統料理の一つ「押し寿司」では、多奈川地区でマアナゴが用いられます。
◆2019年G20大阪サミットのプレス及び代表団ダイニングでは、地魚のにぎり寿司の1つとして提供されました。
■多言語:真穴子(Anago)/Conger Eel/붕장어/星鳗/星鰻
■大阪での呼び名:あなご
■旬:5月から7月
■主な漁法:あなご篭、底びき網(板びき網)
■主な水揚げ地:岡田浦(泉南市)、岸和田市(岸和田市)等
■年平均水揚げ量:約20トン(海面漁業生産統計H27-R1平均)
*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#maanago より
う~ん・・・ 大阪湾の「穴子」。貧弱な大きさのものばかりで、魅力がない。
堺 出島はかつて穴子漁が盛んに行われていたが、いまでは。どうにかならないものなのか?それとも立派な穴子もまでとれているのか?
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