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<The Wonder 500> ものづくり 092 津軽塗りミルフィール細箸

2021-12-03 06:43:58 | The Wonder 500

 「092 津軽塗りミルフィール細箸」

毎日使うものだからこそ「本物」をお求めになってはいかがでしょうか
~経済産業省補助事業 「ふるさと名物発掘・連携促進事業」~ “日本が誇るべきすぐれた地方商品”を選定し、世界に広く伝えていくプロジェクト 「The Wonder 500™」 認定商品詳細   江戸初期から伝わる青森県の伝統工芸品「津軽塗」。 色漆を重ねて研ぎ出し、色彩豊かな抽象紋様を描く伝統技法「唐塗」の工程における 失敗から偶然生まれた「津軽塗ミルフィーユ細箸」は、小林漆器独自の技法による商品。 ミルフィーユのように幾層にも色漆を塗り重ね、メタリックな風合いを求めて研ぎ出しています。 錆びた金属のように見えるのに、実は温もりのある木と漆から作られた箸。 見た目の硬質な感じとは裏腹に、持ったときの触り心地の良さに不思議な感覚を 抱くのではないでしょうか。研ぎ出した独特の輝きと漆の風合いが魅力です。

 小林漆器 青森県弘前市東城北3-3-12

 津軽塗のあゆみ
 津軽塗は三百余年の歴史を有する堅牢優美な漆器で、その創始は寛文年間の頃津軽藩において、産業開発のために興されたものと云われております。

 漆液の塗り・研ぎ・磨きは38~48回にも及び、俗に『馬鹿塗』とも称されるほど膨大な手間と時間を惜しみなく注ぎ込まれるため、一作品の完成まで実に3~6か月を要します。

 津軽を代表する伝統工芸品として、また、日々を彩る実用品として、地域を超えて、多くの人に愛され続けています。

 多彩な津軽塗 ― 代表的伝統技法 ―
 唐塗(からぬり)
 津軽塗の代表。穴の開いたへらで、漆の斑点模様をつけ、色漆を重ね、その色漆の研ぎ出した色彩豊かな抽象紋様。「唐」とはすぐれたものの意味。
 七々子塗(ななこぬり)
 菜種の実を蒔いて小さな輪紋を作り、その上に色漆を塗り込み、輪紋を研ぎ出した小紋風の粋なパターン。 模様が魚の卵(ななこ)に似ていることからななこ塗りと呼ばれています。
 紋紗塗(もんしゃぬり)
 黒漆で模様を描き、全面に籾殻の炭粉を蒔いてから研ぎ、つや消しの黒地に漆黒の模様を浮き出した渋くてモダンな塗り。他の地域の漆器には見られない、津軽塗り独自の技法です。
 錦塗(にしきぬり)
 ななこ塗の地に、古典的な唐草や紗綾型模様を書き込んだ華やかで、風格ある図柄。津軽塗四技法の中では最も新しく華やかな漆の技法です。

 「推薦コメント」

 錆びた金属に見えるのに、実は温もりのある木と漆から作られた箸。見た目の硬質な感じとは裏腹に、持ったときの触り心地の良さに不思議な感覚を抱くのではないでしょうか。研ぎ出した独特の輝きと漆の風合いが魅力です。-矢島里佳-


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