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<日本酒メーカー> 宮城 平孝酒造

2024-03-16 07:34:05 | 日本酒

 「平孝酒造-ひらこうしゅぞう」

 好漁場を抱える港町石巻で地元の蔵人たちが醸す風土性豊かな地酒
 旧北上川河口に開けた港町・石巻。世界三大漁場のひとつ「三陸・金華山沖」を抱え、四季折々の魚介類が豊富に水揚げされるこの地に、平孝酒造は蔵を構える。主要銘柄「日髙見」の酒造りは「魚でやるなら日髙見だっちゃ!」がテーマ。やわらかく、透明感があってキレの良い後味は、魚介類との相性抜群との定評がある。
 東日本大震災では津波で大きな被害を受けながら、被災した酒を「震災復興酒 希望の光」として発売し、全国的に注目を集めた。5代目蔵元の平井孝浩社長は当時の状況をこう説明する。
 「問い合わせの電話が鳴りやまず、反響は想像以上で、全国からのご支援を肌で感じました。酒造りを続けてきたことを心底誇りに感じ、酒質の向上をもって恩返ししたいと思いましたね」

 石巻の寿司とのコラボで酒蔵からの復興支援を
 平孝酒造では震災発生から2年半のあいだに、麹室、酒母室、発酵室のすべてを総ステンレス張りに改修。温度と衛生管理を徹底し、さらなる品質向上を目指すための環境を整えた。
 また、長年務めた南部杜氏の引退を機に、30代を中心とした若い蔵人たちに酒造りをバトンタッチ。地元の若者2名を新たに迎え入れた。この決断には、南部杜氏が伝統的に担ってきた酒造りを、地元の蔵人たちが手がけることで「真の地酒」を実現したいという、平井孝浩社長の強い思いが込められている。
 「今取り組んでいるのは寿司とのコラボレーション。このネタにはこの酒をという提案をすることで、酒と一緒に地元の寿司もクローズアップされるはず。これは酒蔵からの復興支援と言えるのではないでしょうか。」

 文久元年(1861)、岩手県盛岡市の菊の司酒造から分家、石巻で酒造業を始めた。「日髙見」の名称は、現在の北上川を指す昔の呼称「ひたかみがわ」に由来する。『日本書紀』に「土地沃壌えて広し」と記された、太陽の恵みを受ける「日髙見国」も重ね合わせた。

 平孝酒造 宮城県石巻市清水町1-5-3

*https://miyagisake.jp/kuramoto/hirakou/ より

 代表銘柄

日高見 弥助 芳醇辛口純米吟醸

新鮮な魚料理に合うお酒を!特に勧めたいのは鮨!という鮨好きの蔵元・平井氏の思いが詰まった新商品!宮城の酒造好適米「蔵の華」を50%精米。穏やかな甘みと香りの中にシッカリとした芯のある旨さがあります。実は明治から昭和の時代にかけ、花柳界でお鮨のことを“弥助”と呼ばれていました。由来は浄瑠璃や歌舞伎の演目『義侠千本桜』から。源平合戦で敗れた敗軍の将、平清盛の孫に当たる平維盛が難を逃れ、すし屋に逃げ込むのですがその時に名乗った偽名が「弥助」。そして後に花柳界でお鮨のことを弥助と呼ぶ語源になったと言われているそうです。

原材料:宮城県産 蔵の華

精米歩合:50%

日本酒度:+4

酸度:1.5

アルコール度数:16~17%

酒類:純米吟醸


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