日経MJ 2022年ヒット商品番付 西関脇
「ジブリパーク」
愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内に2022年11月1日に開設された「スタジオジブリの世界を表現した公園」である。
概要
園内には『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『ハウルの動く城』など、スタジオジブリが制作した映画作品を題材にした展示・演示施設が広大な公園敷地内(総整備面積は7.1ヘクタールで、公園全体の3.7%となる予定である)に分散した形で設置されている。2017年に計画が初めて発表され、上述の開設日には第一期として3エリアが開業。その後2023年度内までに2エリアのオープンを予定しており、合計5つのエリアが運用されている。ジブリパーク専用の駐車場はないため、公園付近にあるリニモの「愛・地球博記念公園駅」が主なアクセス手段となる。
運営会社は、中日新聞社とスタジオジブリの共同出資により2019年11月1日に設立された株式会社ジブリパークである。
沿革
園内施設のひとつ「サツキとメイの家」
2005年3月から9月にかけて行われた愛・地球博の長久手会場には『となりのトトロ』に登場する「サツキとメイの家」を再現したパビリオンがすでに設置されていた。
2015年9月から11月にかけて、愛知県と公益財団法人都市緑化機構は、万博開催から10周年を記念して「第32回全国都市緑化フェア」を会場の跡地である愛・地球博記念公園(長久手市)にて開催[9]。あわせてジブリ映画に関連した前述の建物がすでに存在したことから、特別企画として「ジブリの大博覧会」が開催された。
これをきっかけとして愛知県知事の大村秀章はスタジオジブリに「ジブリの世界観を永続的に楽しめる施設を作りませんか」と提案。自身の上京のたびに事務所へ足を運んだ大村の7、8回にわたる懸命な説得の末スタジオジブリ側もついに了承した。なお、東海地域におけるスタジオジブリ展は2008年に第1回が開催されている。
2017年5月31日、大村は鈴木敏夫プロデューサーと面会し、愛・地球博記念公園の敷地内に「ジブリパーク(仮称)」を建設する構想について正式に合意した。11月1日、建設部公園緑地課内に「ジブリパーク構想推進室」を設置。
2019年5月31日、愛知県とスタジオジブリ、中日新聞社は、県がジブリパークを整備し、スタジオジブリと中日新聞社が共同出資して設立する新会社が管理運営を担うことで基本合意した。同年10月2日、愛知県はジブリパーク整備について、設計段階から建設会社の知見などを反映する「ECI方式」を導入し、鹿島建設中部支店と設計段階から協力する業務契約を結び、11月1日、新会社「株式会社ジブリパーク」が設立された。
2020年2月4日、愛知県はジブリパークの概算事業費が約340億円に上ると発表した。その後7月28日には本体工事の起工式が行われた。
2021年6月2日、「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」と周辺の公園緑地の工事について、愛知県が鹿島建設と仮契約したことが発表された。請負金額は約106億円。
2022年1月27日、ジブリパークに関するメディア向け発表会が開催された。その中で「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアは2022年11月1日に先行開業し、「もののけの里」「魔女の谷」の2エリアは2023年秋頃に開業すると発表された。県は波及効果を年間480億円と試算している。
6月、翌年末に終了予定の第2期工事で追加が予定されていた「魔女の谷」「もののけの里」エリアに関して、建設に用いる木材の調達に時間を要するとして「魔女の谷」エリアのオープンが2024年3月に延期されることが発表された。また、併せて「もののけの里」の隣には、誰でも無料で遊べる「猫の恩返し」をモチーフにした遊び場が設置されることも公表された。7月にはチケット販売に関するスケジュールが発表され、その中で「ゆっくりきて下さい。」というキャッチコピーが記載されたポスターも公開された。
10月、愛知県はジブリパーク開園に伴う交通アクセス向上のために「愛・地球博」開催時に用いられていた「リニモ」1編成を広島県三原市の三菱重工業株式会社の工場から買い戻し、再活用することを発表した[28]。また同月12日には国内外から100社以上の報道陣を迎えての内覧会が行われた。10月31日に掲載された日本経済新聞で、鈴木敏夫は以下の通り語っている。
「お膳立てをやってくれた方はいっぱいいる。最初にこの公園にジブリを持って来てはどうかと言ったのは、当時中日新聞社の会長だった白井文吾さんだった。それが7年前でスタートした。それと前後して大村秀章知事が東京の僕の事務所に来た。数えたら8回も足を運ばれた。それに負けた。愛知県でジブリパークをやったら、忙しくなるに決まっている。それが嫌だからなんとか避けようとしたのだが」
11月1日、第1期エリアが開業した。当日の中日新聞・東京新聞と北陸中日新聞・日刊県民福井は本来の1面を変更し、「ジブリパーク 11月1日より」の見出しで全面広告が展開された。
11月11日、スタジオジブリ監修の下、Apple Music独占で名古屋市営地下鉄東山線名古屋駅からジブリパークまでの行き帰りを楽しむプレイリスト『ジブリパーク:行き』と『ジブリパーク:帰り』が公開された。
*Wikipedia より
東京(千葉)には「TDL」、大阪には「USJ」。名古屋には大規模なテーマパーク・全国から大きな集客を望めるものがなかった。
また、宮崎駿の息子は建設コンサルタント・環境デザイナーとして公園緑地や都市緑化などの計画・設計をしていた経歴があり、この企画にはうってつけだったのでは?
日経MJ 2022年ヒット商品番付 東関脇
「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」
発売3日間の世界累計販売が過去最高に。
ほんとに上手な戦略でまだまだ「ポケモン」人気は不滅だとか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます