いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

イッピンNHK 「紙をモダンに!~山梨の和紙製品~」

2023-08-30 08:15:43 | イッピンNHK

 第129回 2016年6月21日 「紙をモダンに!~山梨の和紙製品~」リサーチャー: 南沢奈央

 番組内容
 今、東京銀座のショップなどで、注目を集めている「紙でできたバッグ」。紙ならではのシワがモダンな風合いをかもし出している。そして何よりの特徴が10キロもの重さに耐えられる驚きの丈夫さ。これは山梨の和紙製造会社が作ったイッピンだ。さらに、1枚の和紙に施された立体的な凹凸によって、美しい色の濃淡を生みだす話題の「ランプシェード」。西嶋和紙など山梨で誕生した、新たな製品の魅力を南沢奈央が徹底リサーチ。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201606211930001301000 より

 

 東京・銀座のある商業施設で 大注目の商品があります。 手作りの小物入れ・・。 中でも 和紙でできたバッグは 軽やかで 斬新。 山梨で生まれた 紙のバッグは シンプルなデザインで 丈夫で 破れない優れもの。 山梨には 今も 7軒の製造会社があります。 小物が大好きな女優・南沢奈央の目にとまったのは 空間をやさしく包むランプシェード。 色の微妙な濃淡を 作り出している・・・。

 NHKの番組案内には
 今、東京銀座のショップなどで、注目を集めている 「紙でできたバッグ」。 紙ならではの シワがモダンな風合いをかもし出している。 そして 何よりの特徴が 10キロもの重さに耐えられる 驚きの丈夫さ。 これは 山梨の和紙製造会社が 作ったイッピンだ。 さらに 1枚の和紙に施された 立体的な凹凸によって 美しい色の濃淡を生みだす話題の 「ランプシェード」。 西嶋和紙など 山梨で誕生した 新たな製品の魅力を 南沢奈央が 徹底リサーチ。

 まず 立体和紙を開発した望月さんの工房を訪ねます。 立体和紙はどのようにして濃淡が生まれるのか?
 特注の凸凹のスポンジに 水を含ませて よく絞り井桁に はめます。これに稲わらや染料を混ぜた溶液を入れ直ぐゆする。余分な水分が抜けて 紙の繊維成分が残る。 水分の吸収が早いので 溶液を入れてすぐ ゆすらないとムラができる。スポンジの凸凹に沿って和紙に 凸凹や 濃淡ができる。

 スポンジの凸凹の種類を変えると違う凸凹ができ波打った和紙もできます。フェルトの型紙を使って 和紙をすくと 立体的な和紙ができます。

 次にいま注目の書道家をうならせる和紙を作る西島さんの工房を 訪れます。西島さんの画仙紙はにじみが 特徴です。にじみで 墨の濃淡が生まれます。にじみを生む ヒミツは?

 材料の古紙に ミツマタ、イナワラを混ぜよくほぐして 溶液を作る。溶液を 井桁に 一気に流しすぐ紙を取り出す。紙に 繊維の隙間ができる。丁寧に しわを伸ばし 脱水、乾燥し乾くと 完成。井桁で 長くゆすっていると繊維が細かいのでズレてくる。これが にじみを 生むヒミツです。

 電子顕微鏡写真で見ると ところどころに 繊維にスキマがあるのが 分かります。

 次は 強さで 勝負! たくさん入り 丈夫な紙バッグです。 2リットルのペットボトルを 3本入れても 大丈夫。
 その秘密は 紙の素材にあります。雨にも 水にも 強く 帽子も 30種以上の製品があります。

 西嶋さんの工房を訪れます。 素材は リサイクルされたペットボトル100%。 繊維状にして絡み合わせます。
 これを紙にすると 強く 手では破れません。 この紙を 縫製工場に持っていき 縫製して バッグにします。
 縫製は 6枚の紙パーツを 独特の方法で 縫い合わせ 徐々に 袋状にします。
  
 縫製は ポリエステルの糸を使い ミシンで縫います。 一度 縫ったところは 失敗すると 修正できません。
 特に重要なのが 取っ手の取り付け。 荷重がかかるので 頑丈にしないと・・。 面白いのは 一筆書きに縫うこと。縫い目の交点のでは 針孔を合わせる。 驚くべき 職人技。
  
 常に 高品質の製品を。 誇りが詰まった 山梨の和紙製品。

*https://blog.goo.ne.jp/1945ys4092/e/fb578f1b86034c2936bbe13da953de5e より

 

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< お米 > お米の品種・銘柄 田んぼの王様

2023-08-30 08:05:32 | お米

 「田んぼの王様(利根沼田こしひかり)」 


 谷川連峰の麓、関東平野を潤す利根川の源流に位置する「JA利根沼田」のこしひかり「田んぼの王様」
 その美味しさを味わっていただきたい「JA利根沼田こめ生産部会」が丹精こめて作り上げたおコメです
 JA独自の専用肥料「田んぼの王様」を使用し、刈り取り後は全生産者が食味検査を実施しています。

*http://www.gunma-okome.co.jp/article/ippan.htm より

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<いろいろな異名-郷土富士> マヘボ小富士

2023-08-30 08:00:46 | 異名

 「マヘボ小富士 再生山、馬海僕小富士山」

 詳細不明。

 

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<難読漢字-動物> 波布、飯匙倩

2023-08-30 07:48:21 | 難読漢字

 「波布、飯匙倩 はぶ」

 ハブ(波布または飯匙倩、Protobothrops flavoviridis)は、爬虫綱有鱗目クサリヘビ科ハブ属に分類されるヘビ。別名ホンハブ。ハブ属の模式種。

*Wikipedia より

 ハブの語源・由来
 ハブは、ヘビやマムシの古名や方言の「ハミ」「ハビ」「ハンビ」「ハム」「パンプ」などと同源で、沖縄方言から。
 「ヘビ」を方言で「ハミ」という地方の中には、一般のヘビを「ヘビ」と呼び、有毒なヘビを「ハビ」と区別するところがある。
 これは食べる意味の「食む(はむ)」に由来するためで、「ハブ」も「食む」からである。

 漢字の「飯匙倩」は、ハブの頭がスプーン(ご飯を盛る匙)のような形をしているところからの当て字。
 「波布」は、音からの当て字で特に意味はない。

*https://gogen-yurai.jp/habu/ より

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<料理用語-和食> 印籠蒸し

2023-08-30 07:42:29 | 料理用語

 「印籠蒸し」

 ・印籠漬け同様のものを蒸す

 ・飯蒸し風の「イカの印籠煮」

*https://temaeitamae.jp/top/t2/kj/1_B/057.html より

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<慣用句・諺> 締まりがない など

2023-08-30 07:31:49 | 慣用句・諺

 「締まりがない」

 態度や心構えに緊張感がない。顔つきやからだつきなどが、きりっと引き締まっていない。

 

 「死命を制する」」

 相手の運命を左右するような急所を押さえる。

 

 「占め子の兎」

 うまくいったの意の「しめた」を兎を「絞める」に掛けたしゃれ。物事が思いどおりにうまく運んだときの言葉。しめこのうさうさ。

 

 「標指す-しめさす」

 占有の標識をつける。

 

 「示しがつかない」

 教えるためのよい例にならない。模範にならない。

 

*goo辞書 より

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<国産ワイナリー> 南アルプスワインアンドビバレッジ

2023-08-30 07:17:13 | 国産ワイナリー

 「南アルプスワインアンドビバレッジ(株)/南アルプスワインアンドビバレッジ」

 弊社は、140年の歴史を持ち、長らく日本のワイン文化に貢献してきました株式会社徳岡の製造事業会社として2012年に設立されました。常にお客様視点に立ち、常識にとらわれず、大胆に商品開発を進め、商品化を行っております。また、弊社ではPB商品の製造や、弊社のボトリングラインでお客様のワインをお詰めするという委託充填も請け負います。

 南アルプスワインアンドビバレッジ(株)/南アルプスワインアンドビバレッジ 山梨県笛吹市一宮町上矢作191番地1

*https://www.winery.or.jp/winery-map/781/ より

 商品リスト

 不明。

 

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<大阪製ブランド-ビューティ・ヘルスケア> The BAR SOLID SHAMPOO(ザ バー ソリッド シャンプー)

2023-08-30 07:07:34 | 大阪製ブランド

 「The BAR SOLID SHAMPOO(ザ バー ソリッド シャンプー)」

環境への配慮と美容への満足度
両方を追求した珠玉の固形シャンプー。

かつて学校でよく見かけた、水道にぶら下がっているレモン石鹸。1905年に創業したマックスの主力商品だ。

「常にアンテナを立てて、時代に合わせたモノづくりをしてきました」と語るのは五代目社長の大野範子氏。それを証明するように様々なケア製品を揃えており、ボディケアやオーラルケアなど、ラインナップは多岐にわたっている。そんな同社が昨今のSDGsの広がりを踏まえて開発したのが、プラスチックフリーで環境負荷の低い固形シャンプー「The BAR SOLID SHAMPOO」だ。

開発のきっかけは2019年のヨーロッパ視察。そこで欧米諸国の環境問題への意識の高さを実感し、日本の遅れを感じた大野氏。自分たちにも何かできないかと考えて目を付けたのが、当時海外のトレンドに敏感な人たちから注目を浴びていたシャンプーバー(固形シャンプー)だった。液体シャンプーと違ってプラスチックの容器を使わずに済むほか、コンパクトなサイズのため輸送時のCO²排出量を減らせるなど環境に優しい。また、同社の原点である固形石けん業界の衰退を案じて、起爆剤にならないかとも考えて開発に着手した。

環境負荷の低さと同時に、ヘアケア効果の高さもこの固形シャンプーの特徴だ。元来、脂肪酸石けんを主成分とする固形石けん類は、水道水に触れると化学反応を起こして髪がきしんでしまうという欠点があった。そこで開発メンバーは、ゼロから洗浄成分を探求。150種以上の洗浄成分の中から、髪をきしませず、かつ液体シャンプーよりもヘアケア性能の優れた「ココイルイセチオン酸Na」にたどり着いた。同成分を固形化することは非常に困難だったが、実に数百回の試作を繰り返し理想の固形シャンプーを実現した。これも100年以上固形石けんを作ってきた技術力と経験があったからこそなせる技だ。

さらに、液体シャンプーの場合は質量の半分以上を水が占めるが、固形シャンプーは水をほとんど必要としないため防腐剤等を極力低減でき、その分ヘアケア成分をふんだんに配合できる。「我々がめざしていたのは、みんなが満足できる固形化粧品。単なるシャンプーではなくヘアケアまでしっかりとできることが重要です」と大野氏。成分だけでなく、泡の細かさにもこだわり、頭皮や毛穴までしっかりと洗浄・ケアできるよう、より細かな微細泡を生み出せるように仕上げている。

環境への配慮だけでなく、使用後の満足度も追求した固形シャンプー。長年にわたる固形石けん製造の技術を生かし、新たなモノづくりに挑戦するその姿勢に脱帽だ。

植物由来の洗浄成分を使っており髪へのダメージが少ないため、老若男女問わず使用可能。同ブランドのソリッドコンディショナーを合わせて使用す に波型の溝を付けることで、表面積を増やして泡立ちやすくした。浴室に置いていても溶けないように少し固めに作られており、シャンプーの下に敷くシートも付いている。本製品1つで約100回使用可能。

 株式会社マックス 大阪府八尾市植松町2丁目9番29号

*https://osaka-sei.m-osaka.com/product/2097/ より

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伊勢丹 隠れ名品#裏036 生杏 〈銀座あけぼの〉

2023-08-29 07:23:35 | 食品

 伊勢丹 隠れ名品#裏036 生杏 〈銀座あけぼの〉

ふっくらとして、やわらか

甘みと酸味のバランスが良いブレンハイム種の杏を使った大ぶりの干し杏。固い部分がひとつひとつ手作業で切り取られているので食べやすく、噛みしめるたびに広がる濃厚な甘酸っぱさを堪能。手土産にも喜ばれそう。(推薦人:和菓子アシスタントバイヤー・佐伯絵莉佳)

134g/1袋 1,620円 レア度★
※2023年5月1日(月)より価格改定いたしました。
[甘の味]

 銀座あけぼの-株式会社 曙 東京都中央区日本橋浜町2-39-2

*https://www.mistore.jp/shopping/feature/foods_f2/isetan_ura100sen_40_f.html#anc_036 より

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イッピンNHK 「輝く絹“しぼ”の奥深い世界~京都 丹後ちりめん~」

2023-08-29 07:16:58 | イッピンNHK

 第128回 2016年6月7日 「輝く絹“しぼ”の奥深い世界~京都 丹後ちりめん~」リサーチャー: 小野ゆり子

 番組内容
 “しぼ”という細かな凹凸が生み出す柔らかな風合いと、絹の美しい光沢で、長らく愛されてきた丹後ちりめんの風呂敷。和のもてなしを演出する不動のロングセラーだ。なかでも“鬼しぼ”と呼ばれる大きな“しぼ”は作るのが難しく、希少なもの。その驚くべき制作過程とは?また近年はちりめんの「浴用タオル」まで登場。“しぼ”が、肌に心地よいと大好評だ。京都の丹後地方で作られるちりめん製品の奥深い世界に小野ゆり子が案内。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201606071930001301000 より

 東京・神楽坂の風呂敷専門店「やまとなでしこ」には、様々な柄の風呂敷が並んでいます。
 絹製のものは京都の「丹後ちりめん」が多いです。

 「丹後ちりめん」とは、京都府・丹後地方で織られている、生地表面にシボと呼ばれる凹凸があることが特徴の織物です。
 
 江戸から明治・大正・昭和初期にかけて、高級織物「丹後ちりめん」は隆盛を極めました。

 多くの工程を経て作られる、丹後縮緬の特質とは、

 1.しわになりにくく、しなやかで優美です。
 2.シボがあるので、肌触りの感触がすばらしい。
 3.染付けが良く、美しい模様や柄に染められます。
 4.強撚糸織物で、耐久力があって丈夫です。
 5.染め直しがきくので、再生できて経済的です。

 (丹後織物工業組合の「丹後縮緬」より)
 
今、「丹後ちりめん」は、風呂敷や着物以外のものにも変身して、注目を集めています。
 
 
 1.丹後ちりめんの風呂敷(山藤)

 京都府の日本海側に面した日本三景の一つ「天橋立」の近くにある与謝野町にある「山藤」(やまとう)。
 「天橋立」(あまのはしだて)は、日本神話でイザナギノミコトとイザナミノミコトが逢瀬のために作ったハシゴが地上に倒れて陸地になったものと言われ、皇祖神・天照大神がかつて祀られていた「元伊勢 龍神社このじんじゃ」が近くに鎮座しています。

 「山藤」は、江戸時代の天保4(1833)年創業してから約190年に渡って今日も八丁撚糸機(はっちょうねんしきき)を使って強撚糸(きょうねんし)を作り、「丹後ちりめん」を織り上げています。

 「山藤」は従来、白生地を生産するだけの織物工場でしたが、現在、風呂敷メーカーとして、「正絹無地風呂敷しょうけんむじふろしき」「友禅風呂敷ゆうぜんふろしき」「正絹袱紗しょうけんふくさ」などの風呂敷を専門に300種類を作っています。

 八丁撚糸機(はっちょうねんしきき)は、ちりめんの特徴である「シボ」と呼ばれる細かい凸凹を生み出すため、水を注ぎながら糸に撚(よ)りを掛ける機械です。


 「鬼しぼ」の浮いた高級な生地は、絹糸を80本束ねた極太の糸で編まれた高級品だそうです。
 分厚い生地の風呂敷は、結ばず包むだけでも高級感が現れるのだそうです。

 山藤 京都府与謝郡与謝野町弓木493

 

 2.丹後ちりめんの浴用タオル(「田勇機業」3代目・田茂井勇人さん、専務取締役・濱岡義晴さん)

 京都府の北端・京丹後市にある「田勇機業」(たゆうきぎょう)は、「丹後ちりめん」の一番の特徴である「水撚り八丁強撚糸みずよりはっちょうきょうねんし」から、織り、染めまで一貫した生地作りを行っています。

 日本国内はもとより、「JAPANブランド」として毎年パリで開催されている「丹後テキスタイル展」において、大手メゾン等から高い評価を得ています。

 「田勇機業」の3代目社長の田茂井勇人(たもい はやと)さんは、幼い頃からガシャンガシャンという「八丁撚糸機」(はっちょうねんしきき)の音に囲まれて育った方です。
 
 そんな田茂井さんが開発した新しいちりめん、「丹後ちりめん織元の絹の浴用タオル」が、若者にも人気です。

 絹は人間の皮膚と同じタンパク質から出来ていますから、お肌に余計な負担を掛けないため、毎日肌に触れる素材には最適です。
 保湿性に優れていると言われます。
 また、撚糸によって出来る「シボ」がお肌の汚れを取ってくれます。
 厳選した最高品質の絹で織り上げた着物用の厚めのちりめんですから、丈夫で破れにくい素材です。

 この絹の浴用タオルを手掛けたのは、京都現代の名工に選ばれた「田勇機業」の専務取締役、濱岡義晴さんです。
 
 ちりめんで浴用タオルを作ったのは、着物用の生地で出荷出来ないものがあったためだそうです。
 強撚糸と普通の糸を混ぜて使って織っています。
 強撚糸はお湯につけると縮んでしまいますが、普通の糸は縮まないからです。
 両方のバランスを取った製品を作るのに半年掛かりました。

 田勇 京都府京丹後市網野町浅茂川112

 

 3.谷勝織物(三代目・谷口能啓さん)
 
 「丹後ちりめん」は、戦後の高度経済成長期に生産量のピークを迎えましたが、着物の需要が減るにつれて衰退していきました。
 
 「谷勝織物工場」は、丹後で唯一となった伝統的な織り方を貫き、丹後ちりめんの特徴である「水撚り八丁撚糸(強撚糸)機」で伝統的な丹後ちりめんを糸を掛けるところから一貫製造を行っています。
 
 「谷勝織物工場」では、「水撚り八丁撚糸(強撚糸)」を緯糸に使い、経糸と交互に打ち込む「平織」のシルクの「無地ちりめん」のみを
織っています。
 最もシンプルな構造なため、全ての工程において、わずかな傷さえごまかせない高い技術が要求されます。

 <谷勝織物工場>
 柔らかでシンプルな生地だからこそ高い技術が要求される、シルクの無地着物生地に力を入れている谷勝織物工場。丹後で希少となってきた伝統的な織り方を貫いている。

 — DESIGN WEEK KYOTO|2/16-19京都府南部の丹波・京都・山城の現場が一斉オープン! (@DesignWeekKyoto) October 11, 2022
 
 「谷勝織物工場」の三代目・谷口能啓さんは、大学で遺伝子工学を学んでいましたが、就職活動中に地元の魅力に気づいて家業を継ぐことに決め、京都室町の呉服屋で5年間の修行してUターンしてからは、最も伝統的な織り方にこだわる一方、「他ではやっていないことを」模索し、
新たな製品の企画開発にも積極的に取り組んでいます。
 海外に渡る日本人が現地でスーツの代わりに着られる着物「MISOGI」(ミソギ)や軽くて持ち運べ、見た目の美しさと、極上の肌触りだけでなく、機能性にも富んだ旅用羽織物「SAIUN」(サイウン)です。
 
 どのプロジェクトも、谷勝織物工場が得意とする「水撚り八丁撚糸を使った無地ちりめん」を現代的なプロダクトに着地させたものです。
 
 着物「MISOGI」(ミソギ)は、スーツケースに小さく畳んでも、ハンガーに一日掛けるとシワがほとんど目立たなくなります。
 
 強撚糸(きょうねんし)は扱いが難しいため、加工した強撚糸を使用されることが多いそうですが、谷口さんは本来の強撚糸を使って、
「本一越」(ほんひとこし)という織り方をしています。
 現在は、滅多に使用されない織り方だそうです。
 「本一越」は緯糸が10分毎になくなるため、交換する必要があります。
 その交換に時間が掛かるとすぐに織ムラが出来てしまいます。
 
 【名古屋黒紋付染 × 丹後ちりめん - Makuake】
 「名古屋黒紋付染」と「丹後ちりめん」によるシルクシャツ。

 谷勝織物工場 京都府京丹後市網野町掛津762

  
 4.アシヨネ(旧・足米機業場)
 
 京丹後市網野町にあるアシヨネ(旧名「足米機業場あしよねきぎょうじょう」)は天保元(1830)年創業の、現存する最古の機業場です。
 昭和初期の織物工場特有の、ノコギリ型の三角屋根の建物が残っています。
 
 アシヨネ 京都府京丹後市網野町島津636

*https://omotedana.hatenablog.com/entry/Ippin/Kyoto/Tangochirimen より

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