唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

つづき。 おまけに銀行も、、、でもそれが良かった。

2009-07-14 15:40:34 | インポート
 
 1年4ヶ月目の転勤、多分同期入行の大卒450人の中で一番早かったと思う。

  
 しかも前任者は、業務を投げ出し失踪。そのまま退社。  
 その後釜。 
  
  転勤前に支店長から食事に誘われ、事情を説明されて激励されていたが
当時は、ピンと来なかった。   しかし、本当に大変なことになった。

 毎日毎日、課長代理に怒鳴られ、課長に怒鳴られ、それを見ている副支店長に、だめなやつとまた怒鳴りつけられ、支店長にもよく怒られていた。
 
 朝から、夜帰るまで 怒鳴られ続ける毎日。
 
 特に、課長代理には、業後9時、10時から居酒屋に連れて行かれ、酔った勢いでずっと罵声を浴びせられていた。 自分は勧められても、飲みもの、つまみに一切手をつけず、ひたすら下を向いて黙って聞くしかなかった。 

 仕方がないから耐えるのみ、何もできない自分が悪いのだからそうするしかなかった。 辛くてもそれは仕方がない、弱ければ負ける。 そう思っていた。

 若手行員からも、女性行員からもみんなから白い目で見られ冷たくされた。 一人殻に篭っていた。 

 前の支店では、銀行でも、周辺の飲食店でもみんなに好かれ良くしてもらっていた。 転勤のときは、いろいろな人が送別会を開いてくれ、荷造りもできないほどだった。 新幹線のホームには、多くの人が見送りに来てくれた。 

  そんな状態から、一気にどん底へ落ちたようだった。

 
 しかし、どん底のその状況が、自分にとっては本当に良かった。  
それまで、サラリーマン、銀行員などをなめて馬鹿にしていたから。   並みのショックでは目が覚めなかったと思う。  ラッキーだった。 

 それから、必死になり仕事を覚えていった。  
 数ヶ月もすると数字が挙がるようになり、周りが手の平を返したようになって行った。  仕事を理解し自信を得た。
 みんな優しく接してきたが、本性を知っている自分には関係のないことだった、以前、変わらず接してくれた人を除いて。   

 地獄のような体験だったが、今ではあの経験に感謝している。大きな分岐点になった。

その後、ビジネスマン、渉外、営業の仕事を自信を持って続けられるようになったのはあの異常な体験があったからだと思っている。

 自分では中々気づかないことを教えてもらった。 本当に深いところで。

 


全銀協って やっぱり馬鹿だった。

2009-07-14 14:07:11 | インポート
  
 ちょっと気になって、銀行員時代の通信教育のテキストを開けた。

今見ると、本当にトンチンカンナことが書いてある。

例えば、財務、
 企業の利害関係者とは、
  1.株主
  2.債権者
  3.投資家
  4.国、地方公共団体   以上。  

株主と投資家ってこれは、どういうことか? 別な言葉で言っただけで同じだろう。

大切な、従業員や、仕入先、販売先などもが、なぜ抜けているのか?

最初の数ページでこのアホさである。

 この全銀協の通信講座を当時のほぼ都銀の全行が重視し、従業員にやらせていたのだから、馬鹿銀行員ばかりできるわけだ。
 もちろん自分もその一人になっていた。

 
 当時から銀行員というより、銀行そのものの考え方が、ちとおかしいと、思っていたが。 全銀協(全国銀行協会)がこれだから仕方ない。 日本の金融界が、外資に面白いようにやられ続けてきたわけだ。

 本当に、銀行員時代は理不尽なことが多く参った。

 最初の2週間の集合研修で、もう自分には合わないと感じた。
まるで中学生並みに管理され、くだらないことを競わされて閉口した。 やらせている方はいたって真面目なのだ。 それまでの人生経験や価値観が、全く違う人種が進めているのだから当たり前と言えば当たり前なのだが。  
 寄せ集めの集団でスポーツ大会をして、負ければ反省会を求められた。
本気で反省会などやるほうがおかしいと思った。  
それで飯食うわけじゃないんだから。 気晴らしでしょう。 命かけて練習してないでしょう。 そんな感じだった。
 
 
 営業店に配属後もおかしかった。と言うより、可笑しかった。

やたらとノルマについて怒鳴られているし、人権などない状態。 みんな自分可愛さから反抗もせず、言われるまま。 中には泣いている人もいた。大人が。

 ある時、年配の行員が、父親が亡くなったので、上司に早退したいと言ったら、 
 「もう死んじゃったんだろう、終わってから行っても変わらないよ。」  だと。 

 びっくりした。 此の世に身内の死をこんなに軽く扱うところがあるということに。

 
 そして
  1年4ヶ月で転勤した自分にも試練がやって来た。毎日毎日怒鳴られ続ける日が。

 つづく。

  
 銀行のおかしな話はいくらでもある。
 失踪、横領、精神病、アホ東大、あほ役員、など。