偶然に見つけた闘病日記のブログ。
内容から、多分、自分と大学の同期生だと思う。 彼は、法学部。
急性骨髄性白血病にて、7月25日に 永眠された。
誰かが最後に
「平成21年7月25日 午後5時27分 ナカムラ キュウヤ永眠しました…。
今まで応援していただき、ありがとうございました。」と、追記していた。
死の数日前迄、ブログを更新していた。 死への恐怖。 家族への未練。 感情の爆発もあったであろう。 周りへの不満もあったろう。 読んでいて本当に切なかった。
大学生、高校生の3人の子供を残して、その子の将来を見られずに亡くなっていく気持ちとは、どれほどのものだろうか?
ブログから、自分などに比べたら何倍も社会に貢献し、社会から必要とされている人と感じた。
環境が似ているせいか、
自分が生きていることが申し訳ないようにも感じた。
骨髄移植のドナーが見つからず、
抗がん剤で、ボロボロになっていく様子が伺えたが、本人は、それに頼るしかないから、必死になって戦っていた。
髪の毛が抜け、嘔吐し、体重が減り、内臓がボロボロになっていく。 普通はなんでもないウイルスに苦しみ、また薬で対応する。
免疫力が落ちていくから、どうにもならない。 本当に苦しかったと思う。
その間に、痛みの伴う、体に負担のかかる検査をし、悪くなったところの手術をし、最後は、尿が出なくなり腎臓の手術、人工透析となっていた。
白血病が進むから、医師は一生懸命治療をするのだろうが、 治療をしているのか? 本当に治療したから生き延びたのか?
自分には、苦しめたとしか思えない。 本当に今のがん治療は有効なのだろうか? もし激しい治療をしなかったらどうなっていたか、いつまで生きているかは、誰にもわからない。
医師の中には、自分の身内が癌になった時、3大療法といわれるものをしない者もいると聞く。
そして、治療費は200万/月にもなることがあるという。(これ病院の収入)、、、、
もし、そんな理論で治療が行われているのであれば、許されない。
がんばった彼は死に。 生きている自分。
ずっとこのブログのことが頭から離れない。 感情が重い。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
合掌