唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

すごい会話。

2010-12-11 09:54:46 | UC
 昨日は、大腸検査で東京へ。
説明を聞くために外来処置室で待っていると、同じフロアの急患と担当医の会話が聞こえてくる。

 話の内容から、心臓血栓の危険度の高い状態のようだった。
医者が、直ぐに入院して、肩からフイルターを入れて処置しますと言うが、老人は、準備が出来ていないから今日の入院は嫌だと主張する。

 いつ死んでもおかしくない状態ですよ。今ここで、何かあっても私は驚かないレベルです。 などと、検査結果の深刻さを伝えるが伝わらない。

医者が渋々来週の入院を飲む。「入院したらその日に手術ですよ。」と。
 そして具体的な治療方法を説明し始めた。
そんな中、

   老人「それで治療すれば治るんですか?」

   医者 「治りはしません、 ただ、死なないようにするんです。」


 不謹慎ながら思わず軽く笑ってしまった。

隣にご夫人がいて、彼女からも笑いが漏れていた。
「すごい会話ですね。。」と振ると、
彼女は抑えることが出来なくなって、場違いな大きな笑い声がフロアじゅうに響いた。

 幸い、何故笑ったのかは誰もわからないようだった。
 深刻な問題でも、普通でない会話を真剣にすると喜劇になってしまうみたいだ。

 その後、下剤(ニフレック2L)を飲んで準備完了。 検査へ。今年はもう5回目である。
前回見てもらった医師と違う初対面の医師がカメラを入れた。
この先生も上手で負担が少なく検査が進んだ。 前回切った部分は完全に治りきってなかった。そして少し狭くなっていた。 全体的に良くなっていた炎症が少し逆戻りしたような感じで、患部が広がっていた。
今まで、排便の調子が良かったのは、細くなった部分で保てるようになったのでトイレに急がずに済んでいたようだと、医師は言っていた。
生検を取って、詳しい検査結果は次回と言う事になった。

 確かに感覚として狭くなっているのではないかと感じていた、しかし、それは徐々に解消され今は問題になるほどではないと感じている。 問題は炎症。
ずっと縮小してきたのが、戻りだしていた。疵の治りも遅くなる。
 不思議だ、退院後に生活を変えてきた中に何かあわないものがあるのかも知れない。
少し考えて、テストを繰り返していけば修正されるだろう。

何より心が落ち着いているので問題はないと思う。
今回も、看護婦さんが点滴の針を3回も失敗しても冷静だった。
一人目が2回失敗。 看護婦さんが変わって失敗。
 流石に4回目はドクターを呼んでいた。