評価。

　「もっとアピールしろよ、もっとアピールしないと損だよ。」

こんな感じのことを20代、働いている時によく言われた。サラリーマンは上の印象で評価される、自分がどれだけ仕事をしたかでは評価されないから自分の事を気遣って言ってくれたのだと思うが、全く　出来なかった。
　一つはアピールは会社に利益を生まないから。　嫌いだから。　そして、何よりも、残念ながらそう言われても能力的に出来ないから。

　しかし、そのまま続けると、今度は自分の意に反し、変な信用が付いてしまい、自分のイメージだけが一人歩きしだし必要以上に評価されるようになる。　アピール能力がないだけなのに、人格者のように見られる。
世の中おかしなものだと、思っていた。

　（ただ、それは周りがまともな場合で、上がアホで、自分が客に提案している内容も理解できないから、不安になって何かおかしなことをやっているように決め付けられ辟易した事もあったが、）
　
　
　日本人は、これでも、十分に教養を持ち、しっかりとした判断の出来る国民だと思う。　
　しかも、総理は一サラリーマンのように埋もれた存在でなく、いつもマスコミに追いかけられ、言動は評価者である国民に誰より伝わる。

　自分では仕事の内容に自信を持ち、評価されないのはアピールが足りないからと、なにやら積極的にやりだしたが、　

　
　　本当にアピール不足か？　

　内容が駄目なのに、内容がどんどん知られれば、当然評価は下がる。

知られて利益になるのは、内容が優れている場合だけで駄目なものは知られれば益々駄目になる。　

　この人の場合は、内容を、能力を、知られれば知られるほど、厳しいのではないでしょうか。

　自分で気がつけないのですから。
　　
もし、経営者なら、会社は倒産しているだろうし、
もし、がっこの先生だったなら、学級崩壊しているでしょう。

　先日ソフトバンクの孫社長がＴＶで言っていた。
「自分で社会のルールを決められて、自分でお金を刷ってもいい、こんないい条件どこにもないでしょう。　何故、駄目なんでしょう？」

　

　すみません。　私は、先の総選挙で清き一票を民主党と、民主党公認候補に投票してしまいました。　　懺悔します。