政治家はカネが命 役者は何が命？

　「人形は顔が命」ひな人形を作る会社のキャッチコピーでした。この「○○は△△が命」…端的に表現しなければならないので、なかなか難しい。
　「政治家は口先が命」…口で言うだけなら、何とでも言える。どう実行して成果を見せられるかなのですが。昨今、「政治家はカネが命」というのも入れなければなりませんね。タンスに何億円も預金して、総理の座をを狙う人もおられるし…。
　「大工は鉋（かんな）が命」…近年の大工さん、鉋を使えるのかなあ？電気鉋を使っているところしか見たことないんだけど…。中学校に、技術家庭の免許所有者がいなくてやむなくを教えていた、でっぷり太った女の教員がおられた。よせばいいのに、授業参観日に木工を公開した。な、な、なんと鉋の刃を調整するのに、直接カナヅチで刃を叩いていました！自分の体重を調整できない人に鉋の刃の調整ができるはずがない。
　では、「教員は何が命」か？カナヅチではありません。態度でも、眼力でも、心でもありません。私は、「教員は言葉が命」です。子供がやる気を出すも、やる気をなくすも、教員の言葉一つです。

　役者は何が命か…
　囲碁・将棋は、何手も先を読むという。達人ともなると対局で向かい合い…数分後、一手も差さないうちに、「参りました」と決着がつく…それはないか。
　ハエだって先を読む。ハエタタキの被害に遭わないために、利口なハエはハエタタキ本体にとまる…これもないか！「知恵のまわる蚊は能楽師の鼓を持つ手ではなく、打つほうの手にとまる」という話もあるので、ハエだって、蚊ごときに負けていられません。

　…駅構内で、男が予備校生を殴り、傷害の疑いで逮捕された。男は、「劇団四季」の役者（３０歳）で、「舞台に上がる仕事なので顔が命。顔を殴られないよう先に殴った」と供述…。つ、つまり、「読み」。その先制攻撃は、顔を数回殴りさらに蹴りを入れた…。予備校生だって、顔が大事だろう！とんでもない役者だなあ！
　役者も人形と同じく「顔が命」ってことか…。