アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「サルバスター」出動か?!

2010年09月19日 | Weblog
  三島市(静岡県)は、サルを家の中に閉じ込めることに成功した場合、懸賞金20万円を出すことを決めた。
 これはやめたほうがいいですよ。懸賞金の話ではなく、サルを家の中に閉じ込めることです。やめたほうがいい。なぜなら、家の中じゅうめちゃくちゃにされます。リフォームするのに50万円かかります。テレビを壊された、パソコンを壊された…100万円かかってしまいます。サルを侮ってはいけません。
 
 我が家の場合、ブドウに台所をめちゃくちゃにされ…大変なことになったのです。サルはブドウより強いと思う。
 ブドウがどうやって台所を破壊したか?
 我が家のブドウが大豊作でした。子供達に送って残ったブドウで「ブドウシロップ」を作ることにしました。良く洗ったブドウとグラニュウ糖を4リットルの焼酎の空きペットボトルに詰めました。1週間でできあがる予定とレシピに書いてありました。ブドウの専門家でもある私は、「洗ったので酵素(ブドウの表面の白い膜のようなもの)が落ちているから、発酵しても緩やかだろう」と思っていました。と、と、ところが3日目、ペットボトルが風船のように膨れている。発酵して、爆発寸前。私は、落ち着いてフタをゆっくり開けはじめましたがぁ…
 「バーーーン!」大音響と共に、ボトルのブドウが飛び散った!四畳半の台所、天井から壁から、絨毯まで…ブドウの皮、どろっとした中身、タネ、紫の液体…爆撃された跡は、さぞこのような状態と思われる。家内も被爆したので紫の返り血をあびた状態。私は、顔面直撃は免れたが顔半分から大量の紫色の出血。ジャツ?捨てるしかありませんでした。洗っても洗っても、ブドウの色は落ちません。家内など、新品の黄色のラルフローレンを着て浮き浮きしていたところでの被爆で…しつこく洗っていましたが、無言でゴミバコへ突っ込んでいました。

 というわけで、サルを家に閉じこめてはいけません。ではどうやってサルを捕まえるか?冗談でよく言われるサル捕獲方法は…

 サル捕獲方法その1・・・入り口の戸を(内側から)閉めるとかんぬきが下りて出られなくなる仕掛けをした箱を用意する。中にエサを入れておくと、サルは箱へ入る。そして、自分の獲物をとられないように、内側から戸を閉める。するとかんぬきが下りて出られなくなり捕まる。
 この方法は、やってみる価値はありますが…多分捕まらないでしょう。

 サル捕獲方法その2・・・壺を用意する。壺の入り口のサイズは、サルの真っ直ぐ伸ばした手は入るが、げんこつは入らないサイズとする。壺にエサを入れておくと、サルは手を突っ込みエサをしっかり握り、手を出そうとする。しかしBUT!握った手は壺から出てこない。人に捕まりそうになっても、エサを手放して壺から手を抜こうなどとは考えない。片手に壺を装着したサルなら、容易にとらえることができる。
 この方法は…手が小さいサルならまんまと逃げられてしまいますね。

 静岡県では、サルに負傷させられた人がおよそ100人。冗談では済まされない。懸賞金が100万円なら、「サルバスター」の異名をとる私が、箱と、壺と、ペットボトルに詰めたブドウを持って乗り込むのですがね。20万円なら旅費にもならないので出動しない。いつからサルバスターになったかって?たった今なんですけど…。