アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

田代まさし…男の顔は履歴書

2010年09月24日 | Weblog
 押尾学がニュースでテレビ画面に登場する度、イヤーな気持ちになっておりました。押尾被告は、「薬物は、10代からやっていた」と、うそぶいていた。それなのに、外見はごく普通の人間に見えた(脳は、かなり溶けていたようだけど)。それがどうしてイヤーな気持ちになったかというと、「20年近く薬物をやっても、見た目は普通。薬物は本当は害がないのではないか?」と、薬物依存症予備軍の皆さんに、好印象を与えるのではないかと心配したからです。

 田代まさしが、そんな、イヤーな気持ちを吹き飛ばしてくれました。麻薬取締法違反の疑いで3度目の逮捕。容姿がテレビに流れました。頬が痩け、目の周囲は黒ずみくぼんでいた。頭髪は淋しく、残り少ない髪がドブから出てきたネズミを思わせました。ラッツ&スター時代の面影?そんなもんどこにもない。
54歳なのだが、80歳過ぎに見える。「薬物、ダメ、絶対!」のパンフレットに使える容姿でした。現在の田代まさしの容姿を見ると、「薬物…止めようかな」「薬物には、手を出さないぞ」という人が増えると思います。「3度目の逮捕の田代まさし、カッコイイ!ああなりたい!」と、あこがれる人は…もう手遅れの人ぐらいなもの。

 「押尾学でも、薬物を続けると田代まさしになる」…これを大々的に宣伝することにより「薬物乱用防止」に多大な効果が出る!

 「男の顔は履歴書」…田代まさしの顔を見てこの言葉を思い出しました。一度、映画になりましたが、次回「男の顔は履歴書」というタイトルの映画を作る時は、主演、「押尾学&田代まさし」でお願いしたい。
 「男の顔は履歴書」は、大宅壮一さんの言葉。「口コミ」「恐妻」も大宅さんによるもの。口コミも恐妻も広辞苑に載っています。「一億総白痴化 」というヒットも飛ばしましたが、広辞苑は掲載を却下。「白痴」という言葉が悪印象をあたえるから仕方ないですねえ。
「一億総白痴化 」は、日本でテレビが普及しはじめ、国民がテレビにかじりついていたときの言葉。テレビの場合、「思考」しなくても結論まで見せてくれるわけで、「白痴化」…ホントその通り。私の頭が悪いのは、テレビばかり観ていたせいです。

 「女の顔は履歴書」ではないのかって?この質問には、サンデーモーニング(スポーツで、「喝、アッパレ」があるあの番組)に出ている、大宅映子さん(壮一さんの三女)なら明快に答えてくれると思います。
 私の答えとしては、最近の女性は、「経歴詐称」つまり整形している人が多いので、顔は履歴書にはならないのではないかと。毎日プールで出会うオバチャンもすでに三度も顔にメスを入れていますよ。前回は、頬のたるんだ肉を引き上げる手術…。手軽らしく、おおむね60%のオバチャンがやっているんじゃないかなあ。スーパーで、野菜を買うような気安さで美容整形する時代です。

 田代まさしが、次回マスメディアに登場するとき、美容整形で廃人の顔から、押尾風味になっていたら…またぞろ薬物乱用者が増えてしまうかも…心配は尽きません。美容整形反対!じゃなかった、薬物乱用反対!
 薬物乱用ではなく、薬物使用ならいいのかって?…や、薬物使用、絶対反対!