アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「欧米かっ!」は、古くなって…今は、「日本化っ!」

2011年09月01日 | Weblog
 「エコノミスト(英誌)」の表紙に、着物姿のオバマ米大統領とメルケル独首相が載っておりました。「ありゃ?いつの間に日本へ来たの?」と一瞬思いましたよ。似顔絵が着物を着ているのですが、着こなしがなかなかどうして。
 オバマさんも、この頃すっかりやつれてしまったメルケルさんも、着物など着て、日本びいきなんだなあ…。そういう話ではなかった。記事内容は、「ターニング・ジャパニーズ(日本化)」。もちろん、「日本のようになっていくと嬉しいね」ではなく、「日本のようになりたくないね」ということ。全く失礼な!チョッピリ嬉しいのは、日本が米独に強い影響力を持っていることが感じられるところ。えっ?全然嬉しくないって?そ、そうかなあ?

 日本のどんなところのようになりたくないのか?
 1 日本は、バブルがはじけて経済が低迷。出口が見えない。
 2 景気対策を打つには打つが、国の借金は膨れ上がる一方。
 3 ねじれ議会
 4 指導力を発揮できないトップ
 補欠 金利がゼロ同然…

 なるほど、日本化は怖いです。その日本で暮らしている我々はどうしたらいいんじゃ!(個人的には、アメリカの金利を上げていただかなければ、我が家の家計は火の車です)

「ターニング・ジャパニーズ」の記事には載っていませんでしたが、日本みたいになっちゃうぞーっ!という警鐘だけで、実際は結構高見の見物だと思います。なぜそう言えるか?物価が、まだ安定している。日本化までには相当の歳月が必要で、そのうちに景気は回復するだろうという見通しがある。

 電気料金 日本→1,800円 アメリカ→940円
 ガス料金 日本→960円 アメリカ→410円
 ビール  日本→340円 アメリカ→170円 ちなみにドイツは、80円
 葬儀費用 日本→231万円 アメリカ→44万円
(※ 価格が比較できればよいので、単位は割愛しました)

 こういう状況ですから、日本化までには、まだまだ。日本化してしまったら暴動が起きてしまいます。