アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ドジョウが清掃動物から政争動物に昇格?降格?

2011年09月02日 | Weblog
 民主党の党代表選挙、ちょっとだけですがおもしろかった。笑えたのは、決選投票で、「鹿野さんが上着を脱いだら、海江田さんではない候補へ投票する」という、鹿野さんグループの取り決め。いわゆる一つのサインプレー。片方のそでだけを脱いで失神した場合は…どうなったんでしょうねえ?

 海外メディアは野田首相をどうみたか…
 ロサンゼルス・タイムズは、「(野田さんは)謙虚さが政治家の美徳とされる日本においてさえ、人々が驚くほど謙虚」。
 ニューヨーク・タイムズは、「(野田さんは)泥の中でエサをあさる魅力的とはいえない魚に自身をたとえた」。
 ワシントン・ポストは、「(野田さんが)長く首相でありますように」。

 野田新党首・新首相に一様に好意的なコメントを発表していました。やはり「ドジョウ」が効きました。ユーモアがあるという評価。ユーモアを重視する欧米ならではの受け取り方です。

 「雪だるま」も、一部で評価が高かったですが、「雪の坂道で雪だるまを押し上げる」この意味を理解できていない外国人記者もおりました。「日本の政治家は神秘的」と、いわれても…。雪だるまの比喩は、全然神秘的じゃない。
 私は、野田さんはダチョウ倶楽部の上島竜兵に似ていると思っておりましたが、よく見るとドジョウでなくもない。

 ユーモアのかけらもないのが、小鳩グループ。輿石さんなど、「いいか、野田。挙党一致と言ってるんだから、小鳩グループを排除したら許さんぞ、コラ!」と。 小沢さんも鳩山さんも、「俺たちのいうことをきくのが挙党一致だ」と。民主党の腐った土壌が何を言っとるか!ドジョウは、この土壌を食って清掃しなければなりません。
 見えてきました。小鳩グループは金魚ですよ。タンスに4億円入っていたようですし、私の退職金相当の子供手当てを毎月頂戴していた…。金魚の種類としては、鳩さんは、出目金かな。小沢さん、輿石さんは、なんという金魚かって?ま、まあ…黒出目金とか、和金の干物とか…失礼なことは間違っても言いません。

 輿石さんが、よくも簡単に「幹事長を引き受けたものだ」と思っていたら、「ドジョウと金魚のはなし」を野田さんに教えたのが、輿石さんだったのだそう。そうなると、野田さんという人は、とんでもない策士ですよ。代表になることを見越して、密かに小鳩グループの懐柔をはじめていた。「ドジョウ」を持ち出せば、輿石さんだって気分が悪いはずがない。「幹事長?OK、OK!」と、二つ返事ですよ。
 それにしても、小沢さんの御機嫌に左右される政治再びです。「旧弊感」は、否めない。挙党一致の意味は、「小沢さんが親分」ということ。

 平野国会対策委員長が、「(野田)代表がドジョウであるならば、私はドジョウが住みよい泥になる」と。これ、上手いですよ!上等のユーモア。ドジョウは泥を食べて生きています(泥の中のイトミミズやデトリタスなどを摂り入れ、泥は吐き出す。もっとも、それほど都合よくイトミミズが現れるはずがない。ドジョウが雑食の所以です…)。よって、住みよい泥はありがたい。清掃動物ですから…劣悪な環境に適応し、水をきれいにします。えっ?「清掃動物じゃなくて、政争動物じゃないか」って?そ、そうなるでしょうねえ。間違いなく。