アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

いじめは許しませんっ!

2014年04月03日 | Weblog
 新学期が始まります。いじめ、不登校が、「ヨーイ、ドン!」です。新聞では、「増え続ける学校でのいじめ」と。この書き方ですと、「学校以外でもいじめが起こる」と、受けとめられます。新聞社の頭のいい人にイチャモンをつけるつもりはありませんが、「いじめは、学校で起こる」のです。そこんとこ、もうそろそろ分かっていただきたいものです。
 「職場でも起こるぞ!」だって?そういうことを言い出すから、問題の本質が曖昧模糊となってしまう。子どもの宇宙と、大人の宇宙は、はっきりと分けて考えましょう。
 「ネットいじめが大半を占めるようになっているから、学校じゃなくてネットだろう」だって?学校で顔見知りだからネットでいじめるんでしょう!見ず知らずの人をネットでいじめますか?

 文科省が、いじめに関わり、「警察との連携」を謳ったので、警察が事件化する例も増加しています。
 警察庁の調査では、いじめ加害の動機の多くは「力が弱い・無抵抗」「いい子ぶる・生意気」「動作・態度が鈍い」などだという。この動機は、60年ほど前と変わっていません。

 思い出してしまいました…60年前は、この3点のほかに、「家が貧乏」といういじめられる要件がありました。私の場合、力はそれほど弱くはない、いい子ぶるわけでもなかった(はず)。動作は、俊敏でした。
 しかし、貧乏でした。よって、いじめられる側になっておりました。黙っていじめられているアンティーク少年ではありませんで、乱闘となれば容赦しない。よって、長期にわたっていじめられることはありませんでした。ただ、今でも腹立たしいのは、いじめるつもりが痛い目にあったいじめっ子どもが、上級生に加勢を頼んだことです。上級生がいきなり攻撃してくるのです。教員の目が届かない休み時間が怖かったです。理不尽な攻撃に耐える苦痛の時間でしたから。

 私を殴る特段の理由が無くなると、すれ違う度に罵声を浴びせてきました。こちらの反応如何で、殴る蹴るの口実ができるからです。罵声には耐えました。腹の中で、「バカどもがほざいてる」と、思って耐えましたよ。上級生の不良どもは、結束力と腕力が強かった。いくら執念深い私でも、仕返しできませんでした。何倍も返されることは分かっていましたから。
 あれから50年も経った今でも、あいつらを見つけたら「天誅」をくわえるつもりでいます。警察沙汰にならない程度にやっつけてやります。…やれやれ、新学期にあたり、小中学生時代を思い出してしまいました。

 現代、いじめられている子に、「やられたらやり返せ」「罵声に怯むな」は、まったく通じない。アドヴァイスだけではいじめから救い出すことなどできません。
 休み時間、放課後は、理不尽な攻撃を受ける苦痛の時間なのでしょうねえ…。

 新年度…また新たな無報酬の仕事を引き受けてしまいました。いじめ防止条例の制定にあたって、「いじめ対策チーム(仮称)」ができました。そのメンバーに。まだ招集されていないので全貌が見えてきませんが、「弁護士会代表」「医師会代表」「学識経験者」など、肩書きの厳めしい人たちで構成されるようです。私がどんな分野の代表なのかは不明です。まさか、「放言オヤジ協議会代表」ではないと思いますが…。

 私は、いじめとは、徹底的に戦います。いじめられている子を救います。
 「いじめた奴へは、何年かかっても復讐しろ」と…おっと、これは教えないつもりですが…。
 いじめる連中向けに、因果応報を教えるのも大切だとは思うのですがね…。