早く来い来い、従日の時代！

　ひところ韓国に、「はまった」時期がありました。どうして韓国が良かったか？

　１　日本の若者が、茶髪にしてコシパン（尻が見えるほど、ズボンを下げて履くアレ）にして、ちゃらちゃらしていたころ、韓国の若者は礼儀正しく、勉学に勤しんでいた。こうゆう姿に弱いんです。バス賃も日本の１０分の１。そのバス内で、スマホではなく、読書している若者たち…。さすが儒教の国！まあそんな感じでした。

　２　食文化が素晴らしかった。コリアハウスへ何度行ったことか。コリアハウスは、舞踊や音楽など、韓国を代表する華やかで感動的な公演をみせてくれる。そのあと、本格的韓定食をいただく。日本食もいいけれど、韓定食もいい。韓定食に限らず、韓国の食文化は全ていいです。「発酵食品」も、いいです。市場で、揚げたてのおいしいもの（中身がよく分からないところがまたいい）を食べるのもいい。揚げ物屋の頼りなさげなベンチにすわって揚げ物を食べていると、焼酎を勧めてくれるおじさんが出現する。お互い、言葉が通じないのに、妙に話が弾む。少なくても、「従軍慰安婦の件はどうなってんだ！」「謝罪しろ」と、言われたことなど無い。何度か行くうちに仲良しになった、ダッカルビ屋のオヤジさんは、「日本人が来てくれるから暮らしていける」と、おべんちゃらまで。

　最後に韓国へ行ってから６年経ちぃ…。今は、「行きたい」と、思わなくなっています。韓国政府が日本を敵視していますから。日本人相手の観光産業は、悲鳴を上げているというのに…。
反日、侮日（日本人は未開人だから、叩き続けておかないといつ暴れ出すかわからない）、克日（日本に追いつけ追い越せ）は解る。とにかく日本を「悪」として、韓国を「正義」にしたいんだから。勝手にしろってところです。そうしているウチにぃ…方向転換？今度は、「用日」だという。「用日論」は、「日本とうまく付き合い、利用すべし」というもの。
　あれあれ、大人になってしまいました。それにしても、「利用すべし」とは高飛車な！用日の背景には、「韓国経済が大変なことになっている。日本は野蛮な夷狄だが、経済が上向いてきている。忌々しいがなんとか日本を利用しよう」という考えがあることは間違いないでしょう。現代自動車が燃費の数字をごまかしていたし、サムスンも報酬での不公正行為やら脱税やらでガタガタですから。

　韓国では、「用日」がやがて、「要日」となり、いずれ「従日」になる。だから、中国と手を切り、早めに日本にすり寄ろう…という考えが出ているという。

　従日になったら、またコリアハウスへ行きますよ。焼き肉もいい。焼酎、ドンドン酒、マッコルリもいい。えっ？ドンドン酒とマッコルリは、同じじゃないかって？これは難しいところなんですが…「飲食知味方」の受け売りですが…ドンドン酒の上澄みが清酒。清酒をとった残りのものに水を加えて粗く濾したものがマッコルリ…ありゃ？この説明だと、同じなような？このように、韓国の民族酒は難しくて美味しいのです。５１種類あるのだそうで。

　ダッカルビ屋へも行きます。オヤジさん私をおぼえているかなあ？（覚えているはずがないね。行くたびにお土産をあげたのに）楽しみです。東大門市場の焼酎おじいさん、まだ生きているかなあ…。韓国の焼酎って、どうしておいしいんでしょうねえ！　早く来い来い、従日の時代！