Pink shirt day(ピンクシャツの日)なんですがね…。
カナダでは2月の最終水曜日を「いじめ反対の日」に掲げ、国を揚げてピンク色のシャツを着て、いじめ撲滅を訴える活動を行っている…これは日本でもまねているので有名な話。今や、カナダ全土はもとより、イギリス、アメリカなど、世界75か国に広まりをみせているのだと…。
この「ピンク・シャツデー運動」、発端は…
8年前、カナダ(ノバスコシア州)の男子高校生がピンク色のポロシャツを着ていたというだけで、上級生から「ホモ」などとからかわれ、暴力などのいじめを受けた。それを知った2人の男子生徒が、ディスカウントショップでピンク色のシャツを50着ほど購入し、クラスメートにシャツを着るようにメールで依頼。翌朝、学校に行ってみると、そのメッセージは直接連絡をしなかった生徒にも伝えられ、校内はピンクのシャツや小物を身に着けた生徒であふれ、それ以来、その生徒に対するいじめはなくなった。
少年たちの行動は、いじめについて説き伏せたりすることもなく、自然発生的な力でいじめを止めさせる結果となった。大きな社会現象を起こしたわけ。
で、この度は、日本各地でピンク・シャツデーイベントが行われる予定だという…。そ、それほどのものなのか?!
直接、いじめには関わらなくても見て見ぬ振りをして傍観者でいることは、結果的にいじめを肯定しているということになるということを、(カナダの)少年たちが大人に教えてくれた。今、私たち大人はいじめを見過ごすだけでなく、率先して反対するという意思をしっかりとみせ、子どもたちに伝えていく必要がある。
そのことに異存はない。もちろんピンク・シャツデーイベントに異存はない。是非やってほしい。実は、私も、超どピンクのポロシャツをもっている。ピンクシャツデーなら、高齢者の私がピンクのポロシャツでも許される…。おっと、そーゆー問題ではありませんね。
ピンク・シャツデーが日本に入ってきたのは、2011年です。4年経っても…ピンク・シャツデーは、広まり方が緩やか。先日、「緑の少年団」の活動がありました。緑の少年団の活動はお金もかかるし、送迎が大変。緑の少年団に我が子を入れる保護者は、教育熱心な人たちばかり。そんな保護者20名ほどから聴取したところ、ピンクシャツデーを知っている人は、な、なんと!皆無。まあ、そんなもんでしょう。
なにが言いたいか?日本のいじめを少なくするには、日本のやり方でなければならないということです。カナダで成功したから、ピンクのシャツを着れば日本でもいじめは減る…。そんなことは、ありませんから!(ピンクシャツデーの批判ではあるません。念のため)
日本の小中高でのいじめは、2013年度が約18万6千件。うち小学校は約11万8千件と過去最多でした。いじめ認知までいかないが、ほぼいじめだと思える事は学校内で茶飯に起こっていますよ。いじめ防止の仕事をしている私がキレそうになりますから!「ピンクのシャツ」でいじめが減るなら、校舎をピンクで塗ればいい。根絶出来るかも知れません。
日本でピンクのシャツを着る人たちよ!あなた方の「人を集める力」で、日本の学校からいじめを減らす方策を考えてくださいよ。
なぜ自分たちにって?いじめ減らしに間違いなく本気になれる人たちだと思いますので。
カナダでは2月の最終水曜日を「いじめ反対の日」に掲げ、国を揚げてピンク色のシャツを着て、いじめ撲滅を訴える活動を行っている…これは日本でもまねているので有名な話。今や、カナダ全土はもとより、イギリス、アメリカなど、世界75か国に広まりをみせているのだと…。
この「ピンク・シャツデー運動」、発端は…
8年前、カナダ(ノバスコシア州)の男子高校生がピンク色のポロシャツを着ていたというだけで、上級生から「ホモ」などとからかわれ、暴力などのいじめを受けた。それを知った2人の男子生徒が、ディスカウントショップでピンク色のシャツを50着ほど購入し、クラスメートにシャツを着るようにメールで依頼。翌朝、学校に行ってみると、そのメッセージは直接連絡をしなかった生徒にも伝えられ、校内はピンクのシャツや小物を身に着けた生徒であふれ、それ以来、その生徒に対するいじめはなくなった。
少年たちの行動は、いじめについて説き伏せたりすることもなく、自然発生的な力でいじめを止めさせる結果となった。大きな社会現象を起こしたわけ。
で、この度は、日本各地でピンク・シャツデーイベントが行われる予定だという…。そ、それほどのものなのか?!
直接、いじめには関わらなくても見て見ぬ振りをして傍観者でいることは、結果的にいじめを肯定しているということになるということを、(カナダの)少年たちが大人に教えてくれた。今、私たち大人はいじめを見過ごすだけでなく、率先して反対するという意思をしっかりとみせ、子どもたちに伝えていく必要がある。
そのことに異存はない。もちろんピンク・シャツデーイベントに異存はない。是非やってほしい。実は、私も、超どピンクのポロシャツをもっている。ピンクシャツデーなら、高齢者の私がピンクのポロシャツでも許される…。おっと、そーゆー問題ではありませんね。
ピンク・シャツデーが日本に入ってきたのは、2011年です。4年経っても…ピンク・シャツデーは、広まり方が緩やか。先日、「緑の少年団」の活動がありました。緑の少年団の活動はお金もかかるし、送迎が大変。緑の少年団に我が子を入れる保護者は、教育熱心な人たちばかり。そんな保護者20名ほどから聴取したところ、ピンクシャツデーを知っている人は、な、なんと!皆無。まあ、そんなもんでしょう。
なにが言いたいか?日本のいじめを少なくするには、日本のやり方でなければならないということです。カナダで成功したから、ピンクのシャツを着れば日本でもいじめは減る…。そんなことは、ありませんから!(ピンクシャツデーの批判ではあるません。念のため)
日本の小中高でのいじめは、2013年度が約18万6千件。うち小学校は約11万8千件と過去最多でした。いじめ認知までいかないが、ほぼいじめだと思える事は学校内で茶飯に起こっていますよ。いじめ防止の仕事をしている私がキレそうになりますから!「ピンクのシャツ」でいじめが減るなら、校舎をピンクで塗ればいい。根絶出来るかも知れません。
日本でピンクのシャツを着る人たちよ!あなた方の「人を集める力」で、日本の学校からいじめを減らす方策を考えてくださいよ。
なぜ自分たちにって?いじめ減らしに間違いなく本気になれる人たちだと思いますので。