アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ライオンとイルカ、娯楽と暮らし…

2015年08月12日 | Weblog
 あ、あ、あのね!日本人がイルカを殺して食うのは野蛮だから止めろってんでしょう!クジラを食うのも残酷だから止めろてんででしょう!
 セシルを撃ち殺すのは、残酷じゃないんだぁ!イルカとセシルを同じ土俵で考えること自体間違いと言われるでしょう。しかし、B、But!「(家畜ではない)動物の命を奪う」という範囲では同じじゃないですか!

 雄ライオンのセシルは13歳でした。ジンバブエ(アフリカ南部)の草原で暮らしていたわけで。黒っぽいたてがみをなびかせる姿は、世界から年間5万人が訪れるワンゲ国立公園の目玉でもあったのです。セシルを射殺した米国人歯科医は、狩猟許可を取ってプロのガイドを雇っていた。40時間セシルを追いかけて、力尽きたセシルを射殺(ボーガン弱らせて銃殺)。

 この歯科医は、「有名なライオンとは知らなかった」と。これは、ダメでしょう!無名なライオンなら撃ち殺してもいいってことなんでしょう!平等でしょうがっ!こんなところで「平等」を出すなって?ここで出さなけりゃ、「平等」を出すチャンスがないじゃないですかっ!

 娯楽で動物を殺しても良くて、生活のためにイルカを捕獲するのが良くない?
 ええっ!セシル射殺は大きな問題なっているからそれでいいんじゃないかって?「不法行為(保護区域外にエサでセシルをおびき出した)」だとか、「ワンゲ国立公園の外でのライオン、ヒョウ、象の狩猟を中止する」とか、「欧米では、トロフィー
・ハンティングという、野生動物の猟が合法」だとか…。今後のハンティングを禁止とするための署名が、1週間程で100万件を超えたとか、いろいろあるみたいですが、「イルカ」の「イ」も出てこない!
 日本政府も、こういう機会に、「伝統文化と暮らしに密着したイルカ漁」をアピールしなければ!680万円もの大金を払って猟に参加し、セシルを射止めた歯科医…。そのお金で、ライオンではなく、イルカ漁を手伝ってくれると英雄になれたのに。