アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

幻の「納豆県」

2015年08月16日 | Weblog
 香川県は、四国ですから温かいところというイメージが強いのですが、甲子園代表校が、「寒川高校(さんがわこうこう 6年ぶり2回目)」なんですよ。きっと、いわれがあるのだろうと思ったら、所在地が、「香川県さぬき市寒川町・・・」地名だったんですね。神奈川県にも「寒川高校」がありますが、こちらは、「さむかわ」と読む。

 「香川県」は知名度が低いので、県名を、「うどん県」に変更する案が一部でおもしろ半分にささやかれたことがありました。私はもちろん「うどん県」に賛成でしたがね。昔から伝わる地名を大事にするのはいいことですが、「おもしろさ」も追求していただきたいもの。

 滋賀県も、「どこにあるか分からない」という国民の声が多く、県名変更が県議会で取り上げられたことがありました。候補に挙がった県名は、「近江県」「琵琶湖県」など。まあ、滋賀県よりは、分かりやすいですがね。ただ、近江も琵琶湖も、おもしろくない。私なら…と、考えましたが…この県、琵琶湖の存在が大きすぎて
特産物等がかすんでいる。いつまでも、滋賀県で行くしかなさそう。

 茨城県、魅力度ランキング47番目。つまり、日本最下位。発憤した県民から、県名が良くないのではないかということで、県名変更の狼煙が上がった。どうして茨城という名前になったか?これは、水戸藩でしたから明治政府にとっては仇のようなところ。「水戸県」には断固したくなかったので、悪意を盛り込んで、「茨城県」とした…らしい。
風土記によると、「茨城」の由来は、「時の朝廷が悪さをする賊の住まいに茨棘(うばら)を仕掛けて殺した」「悪賊を滅ぼすため茨(いばら)の城を造った」…どちらも殺戮の伝記。殺戮が由来の県名…悪意?あるある!これなら、変更したいと考える人がいてもおかしくない。
 変更ムードはどうなったかって?結局は、「県民は茨城に愛着を持っている」という知事さんの一言で沈静化。私に不満はありません。できれば、「納豆県」にしていただきたかったけどね。