アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

草亀は臭亀…

2015年08月06日 | Weblog
 小学生の時分、貯めておいた小遣いの全てをつぎ込んで、カメを三匹買いました。それより前に2匹飼っていたのですが、逃げられてしまいました。
 「今度は絶対逃がさないぞ」と、決意し、散歩はタライの中でさせていました。夏の日、水を張ったタライにカメを泳がせ、逃げられないようにビニールをかぶせておきました。夕方、カメを連れ戻しに行ったら…カメは、タライの中で茹であがっておりました…。落胆しましたよ、あのときは…。

 そのようにカメには興味がありました。理由は、「ウサギとカメ」の昔話が印象に残っていたからだと思います。
 あれから60年。今頃になって知ったカメに関する事実が…。イシガメ(石亀)、クサガメ(草亀)…。石原に住み固い甲羅だから、「イシガメ」。草原にいるから「クサガメ」なんだろうという、素直な理解をしておりました。
 と、ところが!「…1934年に中村健児が、和名をクサガメとした。…クサガメは、特徴的な悪臭を発する…中国語名、臭青亀…本種の漢字標記は臭亀…」
 一瞬ジョークかと思いました。草亀は臭亀だった!と、いうことは、スカンクとかイタチのように、臭いを発する器官を持っているって事なんでしょうねえ。やるじゃないか臭亀!

 環境省は米国原産の外来種アカミミガメ(早い話が、お祭りの露店でよく売られているミドリガメのこと)が生態系を脅かしているとして、5年後をめどに特定外来生物に指定し、段階的に輸入や飼育を規制するという。
 25年ほど前から、年間100万匹も輸入されてきた!これが捨てられたり、逃げ出したりして在来種を圧迫し食害も起こしているという。そりゃあ、生態系を脅かしていますねえ。規制やむなし。

 えっ?ミドリガメを話題に出したということは、またあの話を書く気だなって?
 知人が洗面器で飼育していたミドリガメが洗面器より大きくなったので、「あわび山荘」の水槽に寄付したら、溺死してしまったというあの話?以前に書きましたから今日は書きませんよ。あっ!書いちゃった…。