アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

クリスマスカード来るかなあ…

2015年12月19日 | Weblog
 クリスマスカード来るかなあ…。カリフォルニア在住の女性なのですがね…80歳を超えても、生きるために働いているはず。数年前もその人のことを書いただろうって?はい、書きました…。なにしろ、このブログ、8年間続いているもんで…。で、その後…音信がありません。
 「手紙を書きたくても、切手を買うお金がありませんでした。この度は…」このような手紙が来たのが2~3年前でしたか…。その手紙の前に、「お金を貸してほしい」というお手紙をいただいておりました。家族会議で、貸すべきか否かを検討しました。結論は、「No」と、しました。理由は、「お金の貸し借りは禍根を残す」でした。言い訳するつもりはありませんが、返していただくアテが皆無だから…、それが理由では決してありませんでしたよ。

 詳しく書くと、人物が特定されてしまい名誉毀損になってしまうので当たり障りのない程度に書きますが、子どもさんが3人米国在住なのです。その事実だけで、私がお金を貸すのがおかしいでしょ。切手も買えないほど困窮しているのは分かる。だけど…子どもたちに何とかしてもらえないのか?

 私は、お金を貸すのではなく、「陣中見舞い」として、米ドルの新札を荷物に紛れ込ませて送りました。その礼状が、「手紙を書きたくても、切手を買うお金がありませんでした。この度は…」の手紙。手紙の続きには、「…陣中見舞いでいただいたお金、半分を○に送ってあげました…」これだもんねぇ!もうなんも言えねえ。80歳を過ぎた親にお金を無心する子ども…子どもといっても還暦を過ぎている。こういうの日本でも、珍しくはないのかな。

 こちらから出しているクリスマスカードは戻ってきておりません。つまり、届いているはず。今年は…来るかなあ…。ブレゼントに切手代を入れて送った方がいいかなあ…。あとぉ、現在生きているのかなあ?
 その80歳過ぎの女性に、どんな義理があるのかって?義理などありません。ただ、私が一期一会を大切にしているだけです。おちぶれてしまって日本を離れ米国で暮らす老婆と、クリスマスカードのやりとりをする日本在住の日本人が、私一人になっているというだけの話。
 いいときには、チヤホヤする人が多い。落ちぶれてしまうと、見向きもされない。そういう、手の平返しって、人の道に外れると思うんです。

 昭和40年代の電柱標語、「貸して不仲となるよりも、いつもニコニコ笑う現金」。この標語の、後段の部分の意味がずーっと分かりません。「いつもニコニコ笑う現金」…今も分からん!

 …カリフォルニア在住80歳超のオフイスガールからクリスマスカード…来るかなあ…。