アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

冬はつとめて…エルニーニョはさらなり…

2015年12月16日 | Weblog
 清少納言になんの恨みもないが…「冬はつとめて」は…ない!少なくても、北国に住む高齢者である私には、冬の朝は、「最悪」です。
 「雪の降りたるはいふべきにもあらず」…雪が降るとが趣があって筆舌に尽くしがたいよさがある…。清少納言さんは、朝起きたら50センチメートルの積雪という経験はぁ…なかったことでしょう。

冬の朝は、「命の危険を感じる時間帯」なのです。
 第一に、血圧。寝起きで高血圧になっているところで強烈な寒さ…血管は収縮し、血圧は200アップです。そのままお陀仏の危険がある。
 第二に、心臓が破裂しそうになる。除雪しなければ車を車庫から出せないので、朝食後休まずに除雪。心臓はバクバク。胃袋も、「日本には、親が死んでも食休みという諺があるでしょ。食休みを希望します!」と、わめいている。
 第三に、脳が…家の中と外の出入りで、急速冷凍、急速加熱の状態。頭がキンキン痛い。キリで深々と刺されるような痛み。刺されたことはないけどね。

 「冬はつとめて」…「つとめて」に漢字を当てるとどうなるか?「勤め」「努め」「務め」「勉め」…どれも早朝の意味にならない。「夙めて(つとめて)」が適当みたい。この漢字には、早朝の意味があります。

 チョッピリ朗報として、「この冬はエルニーニョ現象で暖冬になる」。暖冬はありがたいが、北国の場合、いくら何でも1月に梅が咲いたり、桜が咲いたりは…ない。

 「エルニーニョ」は、スペイン語。「El nin~o」。「el」は、男性名詞に付くぅ~英語でいえばtheにあたるもの。「nin~o」はイエス・キリストを意味する(その男の子→神の子→イエス・キリスト)。なぜ、英語ではなくスペイン語なんだって?この現象がエクアドルやペルーなどの南米のスペイン語圏諸国で発生するからでしょう。

 「『モンスターエルニーニョ』という言い方をしている放送局もあるが、キリスト様を冒涜していやしないか?『モンスターエルニーニョ』なら、『怪物イエス・キリスト』だろう」って?
 キリスト様は、そんなことでは怒らないから心配はご無用です。

 歴史上、一番古いエルニーニョは、1578年。その時は、ペルーを大洪水が襲ったとのこと。エルニーニョ現象は、平安時代にはなかった。清少納言なら、エルニーニョ現象をどう感じるかなあ…。