アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

いいことを言ったからには実行しなければね!

2015年12月10日 | Weblog
 初めて見ましたぁ!日本のテレビのレポーターがマスクを着けて中継していたんです。北京からの中継だったんですがね。背景の街並みが灰色にかすんでいました。焦げ臭い臭いが漂ってきそうな…。北京市内を行く人たちも、ほとんどがマスク着用。
 で、スモッグがあまりにもひどいので、最も深刻な大気汚染が予想される「赤色警報」が発令された(青→黄→橙→赤の順番なのだそうで)。この警報、2013年から運用されているらしいが、赤色が出されたのは初めてなんだと!見栄っ張りで、自国に不利なものはなんでも隠そうとする中国で、なりふり構わず「赤色警報発令」…いかに深刻な事態かが分かります。そんな中、日本へニュースを流さなければならないレポーター…マスクをせずに、肺を真っ黒にしながらライブ放送するか?マスクをして放送するか…結局、「マスク」を選択した。あらら…。

 マスクになにやら付いていたので、「声が隠らない仕掛け(マイク?)」をしていたのでしょう。それでも、声はクリアではありませんでしたがね。そのスモッグ…日本に来るんですよねぇー…。日本でテレビのレポーターがマスクを着けて中継する日…来てほしくないですね。善良な国民もスモッグで肺を満たす日ってことですから。

 COP21…パリで開催中ですが…。COP21は、国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議の略称(Conference of the Parties)。はずかしながら…COP15は、コペンハーゲンで開催されたのですが、私はてっきり、COPは、 Copenhagen(コペンハーゲン)の略と思い込んでしまいまして…COP16がカンクン(Cancun:メキシコ)で開催されたとき、「なんでカンクンでCOP16なんだ!CAN16だべ!」と、言って笑われましたけどね。無知ってこんなもんです。
 COP21の最大の要件は、二酸化炭素(CO2)の三大排出国…中国、米国、インドがどう出るかですね。
 同情するのはおかしいが、中国は削減目標を早々とアピールしていたんです(国内総生産当たりのCO2排出量を2005年比で60〜65%減らす。一次エネルギーにおける非化石燃料の割合を約20%に増加するなど4項目の目標を掲げた)。何事もなければ、「いいぞ!中国!」「よっ!大統領!」と、なったところですが…あ、あ、あ、赤色警報!皮肉なものです。
 COP21の中国代表団、フランス国民の感情を逆なですべく全員マスク着用…自分たちはこのような暮らしをしているんだぞという…アピールになってないね。まあ、破れかぶれでいいと思いますがね。中国は、早々と出した削減目標を変えるだろうかって?た、たぶんね…