明日からセンター試験…。
有名進学高校の生徒に志望校を聞いたら、「ハーバード大学」なんだと!し、しかも、その場に居合わせた生徒数人の全員が、「ハーバードです」。ハーバードに入った経験がある私としましては、「マ、マジッスカ?」でした。えっ?ハーバードに合格したことがあるのかって?あるはずないでしょう!ハーバード大学の構内に入ったことが何度かあります。「ハーバードに入った」ことに間違いないでしょう!東大にも入りました。オックスフォードにも入りました。ワッハッハ!
閑話休題。なぜ、ハーバード大学受験者が日本の高校生に多いか?理由は簡単で、「願書入試を採用」しているから。これは、願書を提出し、願書の内容で合否決定がなされるという受験プロセスのこと。さらに詳しくいうと…ハーバードの場合、「コモンアプリケーション」という願書システムを活用しています。これは、WEB上で志願者の情報を入力し、受験に必要な各種証明書も添付できるシステム。出願の際には、紙の書類を一切使わなくても済む。つまり、日本の高校生がハーバードを受験する際は、ボストンの隣町のケンブリッジまで出かけて、ハーバード大学で試験を受ける必要がない。日本に居ながらにして、自宅のパソコンからWEB出願するだけで、合否の結果を待つことができる。
世界のトップクラスの大学の入試は、こういう時代になっている。東大の秋入学…こんなことで大騒ぎするようじゃあ、「コモンアプリケーション」までは遠い。ただ、日本の大学によっては、「インターネットでの割引付きエコ出願」と、いうのも出てきました。入試には大学まで出かけていかなければなりませんが、「紙を使わずに出願できる」という点でエコか…?
そんなに簡単にハーバードを受験できるのであれば、日本人高校生の現役合格もあるだろうって?可能性は、あります。しかし、ハーバードの場合、合格率5.9%ですから…。まあ、「記念受験」と思って受けた方がいいかも。
願書の内容は…
1 ACADEMICS…学校の評定平均値(定期テストの成績)やSAT(米国の統一テス ト)の得点を記入する。日本からの受験生は、TOEFLなどの英語力のスコアを記 入する。(これで大方ふるい落とされますね)
2 HONORS…中学ー高校までに取った、学問領域の受賞歴賞を記入する。「校内 レベル(S:School)-地区・都道府県大会レベル(S/RState/Region)-全日本レベル (N:National)-世界大会レベル(I:International)」(この欄は、日本の高校生には 苦手なところではないか)
3 Extracurricular…部活動や生徒会活動など、学問領域以外で活躍している生徒は、 この欄で、猛アピールすることになります。甲子園出場とかね。ボランティア 活動などは必須です。
4 Personal Essay…これが、合否の最大の決め手かっ!今年のエッセイの題は…
以下の6つのトピックから1つ選択し述べなさい。
(1)これまでの人生における特異な出来事について
(2)海外旅行や海外での生活体験について
(3)未来のルームメイトに向けた手紙について
(4)自分にとって最も意味のあった知的体験について
(5)大学教育を受けるにあたって望むこと
(6)この1年間であなたが読んだ書籍について
※ ルームメイトについてですが、ハーバードでは寮に入ります。個室もあるに はあるのですが、2年生以上で成績がトップクラスの数人しか入ることが出来 ません。よって、1年目は必ずルームメイトがいるわけ。そのことを知って書 かないと、トンチンカンなエッセイになります。
5 面接…日本の高校生がハーバードを受験する場合、日本に在住する外国人また は日本人のハーバード卒業生が面接官となります。インタビューの場所は、「面接 官の会社の会議室」であったり、「喫茶店」であったりなど様々。時間は、30分 ー120分程度。面接の言語は、もちろん英語。
世界中から精鋭が集まるハーバード大学。「SATが満点で、学校の成績もオール5。国際的な学術オリンピックで金メダルを取り、生徒会長をやっていた」こんな受験生がざらに存在するのだという。
ともあれ、ハーバードへ挑戦しようという日本の高校生がいるということは、嬉しいかぎりです。
有名進学高校の生徒に志望校を聞いたら、「ハーバード大学」なんだと!し、しかも、その場に居合わせた生徒数人の全員が、「ハーバードです」。ハーバードに入った経験がある私としましては、「マ、マジッスカ?」でした。えっ?ハーバードに合格したことがあるのかって?あるはずないでしょう!ハーバード大学の構内に入ったことが何度かあります。「ハーバードに入った」ことに間違いないでしょう!東大にも入りました。オックスフォードにも入りました。ワッハッハ!
閑話休題。なぜ、ハーバード大学受験者が日本の高校生に多いか?理由は簡単で、「願書入試を採用」しているから。これは、願書を提出し、願書の内容で合否決定がなされるという受験プロセスのこと。さらに詳しくいうと…ハーバードの場合、「コモンアプリケーション」という願書システムを活用しています。これは、WEB上で志願者の情報を入力し、受験に必要な各種証明書も添付できるシステム。出願の際には、紙の書類を一切使わなくても済む。つまり、日本の高校生がハーバードを受験する際は、ボストンの隣町のケンブリッジまで出かけて、ハーバード大学で試験を受ける必要がない。日本に居ながらにして、自宅のパソコンからWEB出願するだけで、合否の結果を待つことができる。
世界のトップクラスの大学の入試は、こういう時代になっている。東大の秋入学…こんなことで大騒ぎするようじゃあ、「コモンアプリケーション」までは遠い。ただ、日本の大学によっては、「インターネットでの割引付きエコ出願」と、いうのも出てきました。入試には大学まで出かけていかなければなりませんが、「紙を使わずに出願できる」という点でエコか…?
そんなに簡単にハーバードを受験できるのであれば、日本人高校生の現役合格もあるだろうって?可能性は、あります。しかし、ハーバードの場合、合格率5.9%ですから…。まあ、「記念受験」と思って受けた方がいいかも。
願書の内容は…
1 ACADEMICS…学校の評定平均値(定期テストの成績)やSAT(米国の統一テス ト)の得点を記入する。日本からの受験生は、TOEFLなどの英語力のスコアを記 入する。(これで大方ふるい落とされますね)
2 HONORS…中学ー高校までに取った、学問領域の受賞歴賞を記入する。「校内 レベル(S:School)-地区・都道府県大会レベル(S/RState/Region)-全日本レベル (N:National)-世界大会レベル(I:International)」(この欄は、日本の高校生には 苦手なところではないか)
3 Extracurricular…部活動や生徒会活動など、学問領域以外で活躍している生徒は、 この欄で、猛アピールすることになります。甲子園出場とかね。ボランティア 活動などは必須です。
4 Personal Essay…これが、合否の最大の決め手かっ!今年のエッセイの題は…
以下の6つのトピックから1つ選択し述べなさい。
(1)これまでの人生における特異な出来事について
(2)海外旅行や海外での生活体験について
(3)未来のルームメイトに向けた手紙について
(4)自分にとって最も意味のあった知的体験について
(5)大学教育を受けるにあたって望むこと
(6)この1年間であなたが読んだ書籍について
※ ルームメイトについてですが、ハーバードでは寮に入ります。個室もあるに はあるのですが、2年生以上で成績がトップクラスの数人しか入ることが出来 ません。よって、1年目は必ずルームメイトがいるわけ。そのことを知って書 かないと、トンチンカンなエッセイになります。
5 面接…日本の高校生がハーバードを受験する場合、日本に在住する外国人また は日本人のハーバード卒業生が面接官となります。インタビューの場所は、「面接 官の会社の会議室」であったり、「喫茶店」であったりなど様々。時間は、30分 ー120分程度。面接の言語は、もちろん英語。
世界中から精鋭が集まるハーバード大学。「SATが満点で、学校の成績もオール5。国際的な学術オリンピックで金メダルを取り、生徒会長をやっていた」こんな受験生がざらに存在するのだという。
ともあれ、ハーバードへ挑戦しようという日本の高校生がいるということは、嬉しいかぎりです。