アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

日本人!いいぞーっ!民度高々!

2014年04月01日 | Weblog
 「日本人が悪くなった」と、嘆く日々。世の中、自分の思い通りにならないから…人を殺める、放火する、強迫事件を起こす…。
 中国の名将の言葉に、「天下、意の如くならざるもの、恒に十に七、八に居る」。世の中、思い通りにならないことが7、8割もあるという。思い通りになることは、2,3割…そうなると、わが身の不遇を誰かのせいにしたくなる。そして、世の中への復讐をする。こういう輩の犠牲になったんじゃあたまりません。

 そんな中、「日本人って凄いなあ!素晴らしいなあ!」と、思えることがありました。
 フィギュアスケートの世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)での出来事ですがね。

 日本人の、真央・明子・佳菜子ちゃんらが頑張ったってことかって?羽生・町田・小塚くんも頑張ったけど、そのこととは違います。
 1万8191人の観客が素晴らしかったのです。「いいぞ!日本人!」と、何度も叫びましたよ。ホント、嬉しかったです。

 どこの国の選手へも、公平に拍手をする。もっとも、さいたまスーパーアリーナまで世界選手権を観戦に行く人たちですからレベルもラベルも高い人たちなので当然かも知れません。それにしても、なかなかできることではありません。

 この大会をもって引退する外国の男子選手が数名おりました。観客の皆さんは、そのことを知っていたのでしょうか?日本人の鈴木明子選手がこの大会限りということは当然知っていたでしょうけれど、外国人男子選手の引退情報までは…とは思ったのですが?
 で、その引退予定選手の演技の時など、万雷の拍手でした。選手のほうは、「どうして自分が日本人にこのように人気があるのか?」と、びっくりした表情でした。
 ジャンプが成功したあとの拍手も素晴らしい。演技者にとって、これほどの御褒美はないでしょう。

 ロシアの新星、キャンドルスピンのユリア・リプニツカヤちゃんなど、観客の拍手と声援に、「どうしよう?」と戸惑いさえ見せていました。これまで生きてきた15年間で、もっとも大勢の人に讃えられた。しかも、日本という外国で!感動しないはずがない。

 日本人、いいです!あらためて感じました。