アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「宗教やら、魔除けが理由」…親不孝もいいのかなあ?

2021年04月14日 | Weblog
 今年は、大学等の入学式のニュースが流れてきておりました…「入学式を挙行していただいて良かったねえ」と、思います。そして、入学式の映像に決まって、「金髪」「茶髪」「黄色い髪」の若者がおりまして…。新入生が髪を染めていたら上級生が「日本人は黒髪!」って指導するのかと思ったら、もうそんな時代ではないのですねえ!
 「親からいただいた体に加工を施す」つまり、身体髪膚への毀損はよくないです。孔子様は、「身体髪膚之を父母に受く、敢えて毀損せざるは孝の始めなり」つまり、「親からいただいた体に傷をつけないようにするのが親孝行のはじめだ」と、おっしゃっておられます。
 孔子様の威を借りるつもりはありませんが… 私は、「体」は、神聖なもの、崇高なもの、それを冒涜することは、「ダメ」だと思いま~す。悪質な、偽装、偽造でもあります。身体髪膚への毀損は、人間が犯してはならない行為です。
 メスを使わずに、理想の美しさをえられる、「ヒアルロン酸注射」が大流行だという。
 ヒアルロン酸を目の周り、鼻、あご、涙袋等に注射する(顔へ注射するってのも恐ろしいのですが)。しわを目立たなくしたり、お肌に潤いとハリを与える…。
 病院で医師が注射しても、失敗がよく起こるという難しい注射。それにもかかわらず、経費節減のため、自分で自分の顔へヒアルロン酸を注射する人が急増。当然、後遺症が残り、深刻な事態になってきている。
  新聞によりますと…自己注射した人の顔の一部が膨らみ、しこりになった。ヒアルロン酸分解注射も効かなかった。やがて、「異物肉芽腫症」と診断された(復元困難)。
  現在国内で、ヒアルロン酸を入手するのはぁ…個人が少量を自分で利用する場合は所定の手続きを経ずに入手できる(厚生労働省)。つまり、法的にOKなのですね。
  身体髪膚毀損の最悪のものは、タトゥーでしょう。日本で「タトゥー」というと、その筋の皆さんの専売特許だったのですが、近年、普通の若者にも浸透して来ておりまして…。
 ところが、「タトゥーを消して!」と、病院に来る若者が急増しているのだという。理由は、はっきりしています。遊園地・ゴルフ場・公衆浴場へ入れない、プールへも入れない。この就職の時代にタトゥーが入った社員など誰が採用するか!結婚するにも障害となる…。
 私など、子供心に、「タトゥーを消すには薬品でやけど状態にする」と、教えられたような気が…。現在は、レーザー治療や切除で消すそうだが、きれいに消せるはずがない。
 タトゥーを入れる費用は、数千円から数万円。
  タトゥーを消す費用は、数十万円から数百万円。
  手軽に出来る身体髪膚への毀損は、「髪を染める」「耳や鼻や、ボデイへのピアス」…
 髪を染めるのは、基本的には、自活している大人へは文句ないです。白髪対策とか個々人に染めなければならない事情もあるでしょうから。
 問題は、若者たちで…教えてあげたいことは、「モンゴロイド(もちろん、日本人を含む)に、金髪(茶髪)は似合わない」ということですね。欧米人に、嘲笑されているのを知らないんのだろうか。海苔のような眉に、金髪。…滑稽以外のなにものでもない。見る人を和ませようとしているとも思えない。和ませる目的なら、「虹色髪」「トリコロール髪」「ピンク髪」「青髪」もお願いしたい。知性ってものが感じられないです。(ハイハイ、解ってます。人のことはどうでもいいだろうってことですね。だけど、私がそう考えて書いているんだから、黙って書かせておいてくださいよ)
 腹が立つのは、わけが分かったようなオヤジたちです。「金髪は若者の個性の表現だからいいじゃないか!」歓心を買おうと、金髪を褒め称えたりする!
 愚か者!波上宮でハブに咬まれろ!(波上宮にハブはいないですね、ハイ)そう言っていつまでも若者の歓心を買ってろ!「個性」と「個」の違いも分からないオヤジたちに言ってほしくない。人のマネが「個の表現か!」…これくらい書いておけば、オヤジたちもおとなしくなるかな。
  ピアス…ある高校で、生徒のピアスについてこき下ろし、「鼻輪でもつけてこい」と言った先生がおられた。次のその先生の授業のとき、生徒は全員下を向いていた。「顔をあげろ!」先生が怒鳴った。生徒は一斉に顔を上げた。先生は、「ウッ」とつまった。数秒後大爆笑が起こり、先生も笑った。と、いうことがあったそうな。生徒たちは、全員、単語カードの金属の輪を「鼻輪」にしていたのであった。この話、先生も立派ですが、生徒の意識と高さがうかがえます。「先生の御指導よく分かりましたよということを、ユーモアで返した」のですから。
 二男が、ボストンの病院で生まれたとき、「サーカモジョン」のほかに、「ピアスしますか」と聞かれた。生まれてすぐにピアスする習慣があるのです。このように、国によっては、宗教的な意味やら、魔除けやらでピアスが必須の場合もあるあるのです。
 日本の場合、ピアスの習慣はない。ところが、ボデイのほうは見えないから分からないが、耳、鼻、ほっぺ、まぶた、舌や耳へのピアスが!しかも5~6個も!。耳に電車の吊り輪のようなものを下げている人も!…子供が間違えて掴まるぞ。
  身体髪膚への毀損。人生を狂わせることもあります。「自分」を大切にしていただきたいもの…。

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