ジウトンが契約満了となることが決定しましたね。まぁ期限付きだったわけだし、鹿島が欲しがっているという情報もずっとあったわけなので、覚悟はしていましたけどね。大方の予想を覆しての昨季のチーム初得点、「おいおい守備は大丈夫かよ?」って心配するくらい攻め上がる魅力的な攻撃力、そして何度もチームにチャンスを演出したロングスロー。去年のアルビの大きな魅力の一つがジウトンだったことは間違いないところ。ワクワクさせてくれてありがとうね。オブリガード!ジウトン!
さて、あと心配なのは千代反田ですかね。名古屋がオファーを出しているらしいけど、どうかアルビに残ってくださいね。それにしても、淳監督、北野、松下、吉満・ジェルソン両コーチと、去年のチームを支えてくれた人材が流出せざるを得ない状況の背景には、どうやら「お金がない」という厳しい現実があるのは間違いないところのようです。ボクなんかは、「お金がないのは大分と新潟だけなの?」「大宮はどうして客が入らないのにお金があるの?」的な単純な疑問が払拭しきれないでいるレベルなんですが、「各チームのスポンサーはどうなっているのか?」ということを調べてみることにしました。
冒頭の画像は、ユニフォームの胸スポンサーと背中スポンサーの2社に限定し、それぞれの企業の資本金を比較したものです。もちろん、資本金だけでその会社を判断できないことも、「チームにいくら支出しているか」が大きな問題であることも、百も承知であります。でもまぁ参考程度ということでご覧ください。縦軸の単位は「億円」であります。最高目盛を2500億円に設定していますが、それを突き抜けているチームも7チーム。
根拠となったデータは以下の通りです。(各社のHPの会社概要のところで調べました。間違いがあったら教えてください。)チーム名、胸スポンサー、背中スポンサーの順に記載しています。
鹿島アントラーズ:トステム(346億) イエローハット(150億)
川崎フロンターレ:FUJITSU(3246億) 日興コーディアル証券(100億)
ガンバ大阪:Panasonic(2600億) ROHTO(ロート製薬63億)
サンフレッチェ広島:DeODEO(192億) Life CARD(700億)
FC東京:ENEOS(1394億) LIFEVAL(東京ガス1418億)
清水エスパルス:Suzuyo(鈴与10億) glico(江崎グリコ77億)
浦和レッドダイヤモンズ:SAVAS(明治乳業283億) MITSUBISHI(三菱自動車657億)
アルビレックス新潟:亀田製菓(19億) XLARGE(ビーズインターナショナル4500万)
名古屋グランパス:TOYOTA(トヨタ自動車3970億) 豊田織機(804億)
横浜F・マリノス:NISSAN(日産自動車6058億) ANA(1600億)
ジュビロ磐田:YAMAHA(285億) ARTNER(2億)
京都サンガ:京セラ(1157億) 任天堂(100億)
大宮アルディージャ:NTTドコモ(9496億) FLET'S光(NTT東日本3350億)
ヴィッセル神戸:楽天(1075億) Kawasaki(川崎重工1043億)
モンテディオ山形:つや姫(JAやまがたグループ43億) 平田牧場(2億)
ベガルタ仙台:IRIS OHYAMA(1億) やまや(32億)
セレッソ大阪:YANMAR(ヤンマー63億) NIPPON HAM(日本ハム241億)
湘南ベルマーレ:SANNO(3222億) クリック証券(30億)
大宮のスポンサー(NTT)はやっぱりすごいですね。あまりに各チームの差が大きいので、下位4チームだけ抜き出してグラフにしてみました。
清水、山形、仙台、新潟。この4チームの中でも、亀田製菓とビーズインターナショナル2社の資本金は他チームのスポンサーに比べると低いことがわかりました。
繰り返し言いますが、資本金だけでその会社は判断できないわけですし、「チームにいくら支出しているか」が大きな問題なわけですから、このグラフはもしかしたらたいした意味は持たないのかもしれません。それに、アルビレックス新潟を支えてくださっている亀田製菓、ビーズインターナショナルをはじめとするスポンサー各社様には感謝の気持ちでいっぱいであります。これは間違いのないところ。新潟のサポーターの共通した認識だと思います。
しかし今回いろいろ調べてみて思ったことは、「身の丈に合ったチーム経営」を考えた時に、「アルビは無理をしちゃいかん」「まずはJ1残留。そして若手を育てつつ、虎視眈々とチャンスをうかがう。」というあたりが妥当なのではないか?ということであります。