平日のナイトゲームだったホームガンバ大阪戦。ちょうど午後から出張で定時に会議が終わったボクは、ビッグスワンに駆けつけることができました。平日のゲームながら、2万人近いお客さんがビッグスワンを訪れました。
ゲームの内容としては、ガンバよりも間違いなく優勢だったわがアルビレックス。屈強な重戦車パトリックにしっかり張り付き、テクニシャン宇佐美にも仕事をさせず、前線からの全員守備、セカンドボールを拾いまくって攻撃という連勝の勢いそのままに、いいゲームを展開したと思います。
先制点はアルビレックスでした。前半10分、ドリブルで切り込んだ山崎がゴール右から放ったシュートを、ガンバがオウンゴール。記録はオウンゴールですが、ボクらの心の中では「間違いなく山崎のゴール」って感じでした。
ところが、後半開始早々にセットプレーから失点します。まぁ遠藤というJ屈指のキッカーがいるっていうのは、ガンバの強みですよね。CKをとられる度に、その後も冷や冷やでありました。
さらに、後半10分前後だったと思います。舞行龍がペナルティエリアでファウル。ガンバにPKが与えられました。まぁ確かに舞行龍は相手の身体に手をかけたようです。でも、その前後の時間帯にボールはゴールから遠い位置でガンバ選手が保持していました。今までのサッカー観戦の中で、こんなケースのファウルでPKを与えられるって、あんまり見たことがなかったのでビックリしました。「あれ?いったい何が起こったの?」って感じ。まぁ審判の判定がそうくだったわけなので、今さら何を言ってもしょうがないけど。
1stステージの流れだと、ここでシュンとなってしまうのがアルビでしたが、2ndステージは違いますね。失点直後に、マサルに替えて新加入の佐藤優平選手を投入。その佐藤選手が、長い髪を風になびかせながら躍動します。いい選手が加入してくれました。
それにしても、山崎と指宿の2トップは、試合を重ねるたびにそれぞれの持ち味を生かした連係プレーが精度を増しています。山崎のドリブル、指宿のポストプレーや前線でのボール保持力。これがまたうまく結びつきます。後半15分、山崎からのスルーパスをゴール前に抜け出して受けた指宿が、GKの東口と1対1に。落ち着いて同点ゴールを叩き込み(というかループ気味)ました。同点です。
その後も何度かチャンスを作りましたが(ピンチもありました)、結局2対2のドロー。先制するも追いつかれ、逆転されるも追いついたドローでした。でも内容的には十分満足できるゲーム、ナイスゲームだったと思います(ちょっとPKは悔しいけど)。勝ち点1を積み上げたアルビレックスは、総勝ち点21となって松本に追いつき、得失点差で15位となりました。ついに降格圏脱出です。14位の仙台との勝ち点差も3となり、射程圏内です。これからの中断期間でさらに戦術の精度を上げ、「アルビ、進撃の夏!」といたしましょう!