週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

金がなくとも…と言いたいが

2017年10月04日 | アルビレックス新潟

えのきどいちろうさんが新潟日報に連載している「新潟レッツゴー」を読みました。今回は「引き立て役は御免だ」というタイトルで、前節の神戸戦でのポドルスキのスーパーゴールを取り上げ、「これからポドルスキを取り上げるたびに、テレビのスポーツ番組はこのVTRを流すだろう」と述べていらっしゃいました。

そうなんでしょうね。この記事を読みながら、ボクは野球界のある報道を思い出していました。巨人やヤンキースで活躍した松井秀喜選手は、高校時代にも石川・星陵高校の超高校級スラッガーとして有名でした。彼が臨んだ夏の甲子園大会で明徳義塾高校が、松井を封じるために「5打席連続敬遠」という戦術を選択し世間の物議を巻き起こしたことは、四半世紀以上たった今でも、多くの皆さんの記憶に残っているのではないでしょうか。

実はあの年の甲子園で、星陵の松井に真っ向勝負を挑みホームランを打たれたんだ投手がいます。新潟県代表・長岡向陵高校のT投手です。松井がその後球界で活躍すると、テレビでは「高校時代の松井の映像」として、必ずこのホームラン勝負シーン(三塁打を打たれた)の映像を流しました。華麗なアンダースローのT投手の映像もまた、繰り返し全国のお茶の間に映し出され続けたわけです。

ちょっと話がアルビからそれました。まぁ、今後ポドルスキが「有名助っ人Jリーガー」として紹介される場面では、必ずこんなふうに今回のゴールシーンが使われるのでしょうね。引き立て役として。まぁしょうがない。悔しいけど。

えのどさんは今回のコラムで、楽天マネーで強化費を潤沢に使えるヴィッセルの具体的なチーム戦略を紹介しながら、結びでこんな言葉を述べています。「こうして僕らは厳しい現実を知る。スポーツはお金なのだ。持てる者が主役になり、持たざる者は引き立て役にまわる。めでたしめでたし。」と。もちろん「そうじゃないぞ」という反骨の意志がこの言葉の裏にはあるんですけどね。

まぁアルビはこの対極にあるチームであり、ボクらサポーターとしては「持たざる者が持てる者をギャフンと言わせる醍醐味を味わいたい」と願っており、「持たざる者が持てる者の中で必死に知恵を使って生き残っていく姿」に期待しているわけです。今回のえのきどさんのコラム最後の言葉「このままやり返さずに終わるのか」を、噛みしめております。

コメント (3)
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