今年4月21日にサントリーホールで開催されたN響演奏会。
プレミアムシアターで放送されました。NHKオンデマンドでも見ることができます。
指揮は大植英次さんで、グリーグ、ショスタコーヴィチ、シベリウス。
ショスタコーヴィチはピアノ協奏曲No.1です。
ハイ、ご想像通りピアノは阪田さんです。
最近、阪田さんのピアノしか聴いていないほど、ハマっています。それにしても、良いタイミングで放送されたものです。N響とは初共演だったそうです。
音が本当に美しい。
ショスタコーヴィチのコンチェルトはギルトブルグのものが好きですが、阪田さんの演奏は狂気の世界を感じました。
何とも言えない乾いた哀しみを感じる曲で、色々な曲の断片をパロディーのように使っているので、どこまで真剣に受け止めたら良いのかと私は迷うのですが、阪田さんは真剣に受け止めている感じ。
抒情的な所も彼の演奏は美しいです。
彼の音は弾いた後に膨らむ、と初めて聴いた時に思いました。
好きなピアニストは、ラフマニノフ、ウラディミール・ソフロニツキー、ヨーゼフ・ホフマン、ベンノ・モイセヴィチ、コルトーだそうです。
ほとんどロシア・・
全員このブログでお名前は書いたことがあります。
そして、現代のピアニストが一人もいない・・
阪田さんの音に魅了された理由が分かった気がします。
結局、ロシアとフランス。
+ドイツの構築性+日本の丁寧さ+阪田さんの壮大さ。いいとこしかない!
でも、一番惹かれているのは、音楽の神髄に迫ろうとしているところ。
2019年を境に彼の音楽は非常に深くなっていると感じます。それ以前の演奏を動画で聴いて美しいと感じても、そこで興味が止まって聴かずにいたのは、そこが今とは違うからだと気付きました。
何度も聴きたい演奏とそうではない演奏。
チャイコンの時のマスレエフの演奏が心に響いたのは、音楽に真摯に向かい、身を捧げていたところがあったから。現在の彼は変わったと感じます。カタカタとタイプライターを打っているようで、聴く気になれない。
ロシア人の演奏は美しいけれど、押しの強い国民性が純粋さを失わせていく傾向があると感じます。
環境で人は変わりますが、音楽への熱い想いと信念がある人はきっと大丈夫。
阪田さん、マニアックな方のようで楽譜や音源など、知る人ぞ知るというようなものを色々と見つけるのがお上手なようで。
将来、研究著書も書けるのでは?と思うほどです。
エッセイでも良いから情報を知りたいくらい、どうやら色々と知識が豊富な方とみました。
プレミアムシアターで放送されました。NHKオンデマンドでも見ることができます。
指揮は大植英次さんで、グリーグ、ショスタコーヴィチ、シベリウス。
ショスタコーヴィチはピアノ協奏曲No.1です。
ハイ、ご想像通りピアノは阪田さんです。
最近、阪田さんのピアノしか聴いていないほど、ハマっています。それにしても、良いタイミングで放送されたものです。N響とは初共演だったそうです。
音が本当に美しい。
ショスタコーヴィチのコンチェルトはギルトブルグのものが好きですが、阪田さんの演奏は狂気の世界を感じました。
何とも言えない乾いた哀しみを感じる曲で、色々な曲の断片をパロディーのように使っているので、どこまで真剣に受け止めたら良いのかと私は迷うのですが、阪田さんは真剣に受け止めている感じ。
抒情的な所も彼の演奏は美しいです。
彼の音は弾いた後に膨らむ、と初めて聴いた時に思いました。
好きなピアニストは、ラフマニノフ、ウラディミール・ソフロニツキー、ヨーゼフ・ホフマン、ベンノ・モイセヴィチ、コルトーだそうです。
ほとんどロシア・・
全員このブログでお名前は書いたことがあります。
そして、現代のピアニストが一人もいない・・
阪田さんの音に魅了された理由が分かった気がします。
結局、ロシアとフランス。
+ドイツの構築性+日本の丁寧さ+阪田さんの壮大さ。いいとこしかない!
でも、一番惹かれているのは、音楽の神髄に迫ろうとしているところ。
2019年を境に彼の音楽は非常に深くなっていると感じます。それ以前の演奏を動画で聴いて美しいと感じても、そこで興味が止まって聴かずにいたのは、そこが今とは違うからだと気付きました。
何度も聴きたい演奏とそうではない演奏。
チャイコンの時のマスレエフの演奏が心に響いたのは、音楽に真摯に向かい、身を捧げていたところがあったから。現在の彼は変わったと感じます。カタカタとタイプライターを打っているようで、聴く気になれない。
ロシア人の演奏は美しいけれど、押しの強い国民性が純粋さを失わせていく傾向があると感じます。
環境で人は変わりますが、音楽への熱い想いと信念がある人はきっと大丈夫。
阪田さん、マニアックな方のようで楽譜や音源など、知る人ぞ知るというようなものを色々と見つけるのがお上手なようで。
将来、研究著書も書けるのでは?と思うほどです。
エッセイでも良いから情報を知りたいくらい、どうやら色々と知識が豊富な方とみました。