おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

生徒さん「バッタ」を弾く

2021年06月13日 | 不思議な音の国
不思議な音の国下巻の最後の章に「バッタ」という曲があります。

この章ではテンポを表す言葉を3つ覚えます。
Allegro,Adagio,Andante

「バッタ」はAllegroです。
この曲を実際にアレグロで弾くのは難しいです。なので、生徒さんがきちんと弾けるテンポにしています。

バッタが楽し気に葉っぱから葉っぱへジャンプ、途中はちょっと疲れたなぁ、とmpでしょうか。

録画させていただいた生徒さんは次の2曲も終わり、次回はいよいよ最後の曲です。

ピアノを始めたのが年中さんの時でした。早生まれなので4歳4カ月くらいの時に始めました。現在小学2年生です。丸3年かかりました。

上巻の頃は、30分レッスンが本人には長かったと思います。
繰り返し弾くことも集中力が持たず、1回弾いたらグッタリでした。

手の使い方なぞ、直したくても直せない状態でした。
指先がつぶれたままで、やはりピアノはもう少し大きくなってから習う方が良いのでは、と思いながらレッスンを続けていました。

徐々に集中力がついてきたのが卒園する頃です。
その頃から音も一人でよく読めるようになりました。弾き方も直すようになりました。

私自身はピアノを始めたのが小学3年生でした。ずっと楽譜の読み方を知りたいと思っていました。レコードを聴かなくとも、紙の上には音楽が書かれている。読んでその音楽を知りたいと思っていました。

なので、楽譜の読み方を教わってからは、何でも読んで勝手に弾いていました。
ヤマハの幼児科時代のテキストは、色々な音楽があって楽しめました。(リズムは知らないものがたくさんありましたが・・)

ピアノを教えるようになって、私のような例は稀だと知りました。

知りたい欲求もないのに楽譜を読まされ、綺麗な音で弾きたいという欲求もないのに手の使い方を教えられ・・

そんなレッスンを小さいのによく耐えてくれた、というのが正直な気持ちです。
お母様も悩みながらお付き合いして下さいました。感謝しています。

お子様の習い事は親御さん次第。
よっぽど好きで興味が強くなければ、丸投げで放ったらかしでは子供の習い事は続きません。
お子さんと一緒に興味を持ち続けて頂けたらと思います。


不思議な音の国下巻「バッタ」



コメント
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