初級の大人の生徒さんにピッタリな曲のご紹介です。
初級の中程くらいで弾ける曲で、どこかで弾く機会がある時にお披露目するのに良いのでは、と思います。
曲は、Yirumaさんの「Wait There」
楽譜は初級の生徒さん用にアレンジしました。
5年位前に全くのピアノ初心者の大人の生徒さんが何人か入会された時に、弾いてもらっておりました。
しばらく他の生徒さんに弾いて頂く機会がありませんでしたが、今年になり何人か出来そうな生徒さんがいたので、おススメしてみました。
3部形式で、中間部はオルゴールのようで美しいです。
最初のAの部分はこのような感じです。
伴奏のパターンが同じような感じで、中間部もこのパターンが1小節に2回入る形に変化するだけです。
メロディーの付点8分音符のリズムが難しければ、2つの8分音符にして弾いても良いと思います。
アウフタクトのメロディーですので、伴奏との合わせが最初は上手くできないかもしれません。
しかし、メロディーのフレージングと伴奏のスラーの終わりの弾き方はコントロールできるようにしていきます。
私は大人の初心者の方でも、音符が拾えれば良いとは考えておりません。
文の区切りがなく、意味も理解できずただ棒読みするだけに時間と労力を費やすことがピアノを習うことではないはずです。
音楽は言葉と同じ仕組みがあります。
そして、ピアノという楽器の特性に合わせた奏法があるので、それを知って頂くことが必要だと考えております。
ピアノ奏法の基礎として、まずは身に付けてほしいと考えているものが2つあります。
↓&⤴
真下に下ろす&手首から持ち上げる、です。
この練習にピッタリなものがあります。
Paula Dreyerさんの「Littie Gems for Piano」のPrimer Levelにある曲です。
冒頭部
Paulaさんご自身の演奏
シンプルで覚えやすいので、手の使い方に集中できます。
また、音を聴くことにも集中できると思います。
この曲は大人の方だけではなく、高学年の小学生も好きです。
イルマさんの「Wait There」の前に、ポーラさんのCurrentを練習しておくと伴奏が綺麗に弾けます。