浜松国際ピアノコンクールが、もうファイナルを迎えます。
まだまだ先だと思っておりましたが、もうです。
3次予選でも、とても全員の演奏は聴けませんが、
かいつまんで聴いていて、チェコのピアニストの演奏に
聴き入ってしまいました。
現代曲でしたが、どれも面白く聴きました。
この方の経歴は存じませんが、
これだけの実力があってもまだコンクールを受け、
知ってもらわなければならないとは
厳しい世界だと改めて思います。
この方のリサイタルがあったら
きっと行くと思います。
あと、日本の女性の方。
彼女は何を弾いてもその音楽の世界を
上手く描き出すなと思いながら感心して
聴いておりました。
どの音楽にも彼女自身が魅了されている上に
とても知的な気がします。
モーツァルトのピアノ四重奏曲が
課題になっているのはなかなか良いなと思います。
様々なものがそのピアニストから
透けて見えてきそう・・
初めて合わせる人たちとでも、
音が調和する音質はあると感じます。
現代は、ピアニストはソロだけする人が
むしろ少ない世になっています。
このような素質も問われるなと思いながら、
今のピアニストは何でもできて、
様々な魅力を持っている人が選ばれて行くんだな、
と思いました。
ファイナルのコンチェルトの演奏を
楽しみにしています。
最後は6人なので全員の演奏を
聴くぞ!
それにしても、
審査員の方々の長時間の審査。
皆さんの集中力が桁外れなのはわかっていても、
やはりたいへんな作業です。