オペラシティでエマールのリサイタルを聴いてきました。
プログラムはメシアンの「鳥のカタログ」
15:00開演、終演は18:20頃でした。
第1~3巻までで60分
20分休憩
第4巻30分
20分休憩
第5~7巻60分
全曲通すと2時間半。
エマールの音と音楽に最初から最後まで惹き込まれた時間でした。
「鳥のカタログ」全曲を聴く機会はこの機会を逃したらないと思い、エマールの演奏ならば是非とも聴きたい、と思い聴きに行きました。
何年か前に、ラ・フォルネ・オ・ジャポンでエマールが鳥のカタログから抜粋で演奏されたことがあります。
そのコンサートの時間帯に合わせた選曲でした。
何を演奏されたか全く覚えておりませんが、今日聴いていていくつか聴き覚えのある曲があったので、おそらくそれだろうと思いつつ、全くの気のせいかも‥と思いながら聴いておりました。
きっと何度聴いても、曲を聴いて「これはイソヒヨドリ」とか「モリフクロウ」とわかることは私には起こりえない自信があります。
覚えられるような曲ではないです・・
エマールの音、心地よく美しかったです。
音が外に解き放たれていました。
エマールの力量の凄さをたっぷり味わって来ました。
彼の演奏だからこの曲を2時間半聴き続けられたと思います。
調律もきっとたいへん神経を使ったのでは、と思いました。
あれだけコントロールされたタッチと音色を紡ぎ出すエマールなので、それが活きるものにしなければいけないわけで・・
それから譜めくりの方、お上手でした。
譜めくりに感心することは中々ないのですが、お上手でした。
第10曲コシジロイソヒヨドリ
奇岩に埋め尽くされたムレーズ圏谷の5月。その対照的な光のもとに現れる奇岩の形視と、それを彩る鳥の歌が音にされた曲。
奇岩をメシアンはどう表現するのだろうと聴いておりました。解説を読んで想像してから聴くと面白いかもしれません。