鍵盤を指で数えて探していたものを、目で探すようきちんと直して来ています。
これは、親御さんが自宅の練習をきちんと見られているということです。
レッスンだけでは生徒さんが直せる、できるようにはならない。子供一人の力だけではこのようなことはできないものです。
イリーナ先生が保護者の方への指導もされている、ということです。
さて、この動画では、日本語版ではドラゴンが風邪をひいて悲しい気持ちになっている曲を弾いています。ブルーな気分を表現します。
この曲と一緒に、ドレイヤーさんの曲集から「When I'm Blue」を弾いています。
聞き覚えと腕の動きを大きく使うことをして、ブルーな気分をこの曲でも体験させています。
この曲を弾く時に、鷲と風車のエクササイズをしています。
そのあとに弾いた腕の動きは、とてもスムーズで音もキレイです。
レッスンを拝見すると、毎回何らかの復習をしているのがわかります。
週2回レッスンでこのように頻繁に復習をしていると、生徒さんの記憶が正しく定着するであろうことが大いに納得できます。
そして、短いレッスン間隔の間に、保護者の方がきちんと練習を見て、良くない弾き方は直していることもわかります。
回を追うごとに、保護者の方も成長されているのが画面にご本人が映っていなくともわかります。
これはイリーナ先生の実力です。
習い始めは、レッスンの間隔が短い方が良いと思います。
私自身も子供の頃そうだったので、そのお陰でピアノが続けてこれたと思っています。
レッスンで何をするかだけでは、子供は上達しません。
レッスンの在り方を色々と考えさせられるイリーナ先生の動画です。
本当に学ぶことが多いです。