アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
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また よろしくお願いします。

増水

2012年02月25日 | アマゾン河
昨日も雨の記事を書きましたが、今年はラニーニャ現象の影響で、アマゾン地方は例年にも増して雨が多いのだそうです。
アマゾン川(ネグロ河、ソリモンエス河)の水量も増えていて、2012年2月24日の段階で25m78cm。
このままでは、2009年の記録的な増水に迫るのではと懸念されています。
2009年は6月1日に29m77cmの水量を記録し、これがアマゾン河の歴史上最高水位となっています。

今年1月から2月の増水量は2012年で2m82cmで、これは2009年の2m45cmを大きく上回っています。
2月第2週の水量は、すでに昨年の同じ時期を3m以上上回っています。
2009年に増水の非常事態宣言が出たのは3月31日だったそうですが、今年はすでに警戒宣言を出すことが話し合われているそうです。



2009年の増水。
マナウス市内です。

アマゾナス州とペルー、ボリビアの間に位置するアクレ州でも、州内を流れるアクレ河で増水が起こり、州都のリオブランコ市と周辺の町が大きな被害を受けています。
この付近を流れるアクレ河の警戒水位は14mだそうですが、今年2月25日現在の水位はすでに17m60cm。
すでに3mを大きく上回っています。
特に被害を受けているのが、近郊の農業を営む人々。
また、この地域に多いインディオたちも、自分たちの村を離れて市内に避難してきているそうです。
アクレ市内はこの影響で、学校や病院などが、自主休業しているそうです。

また、マナウスから84Km離れたソリモンエス水系のManacapuru市では、Varzea(湿地帯)で行われているジュートの栽培に深刻な影響が出始めています。
マナウス周辺ではすでに10の町で町としての非常事態宣言が出されているそうです。

2009年の増水の時には、マナウス市内でも市民市場や中心街のほうまで水があふれて来ていました。
今年はどうなるか?
また注意して見ていきたいと思います。

コメント
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