アマゾンわんわん日記 2018

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空軍機で飛ぼう!

2013年07月08日 | ブラジル雑記
本日から娘は「公式に」7月お休みに入りました。
...というのに、今日も登校。
来週から始まる「学内対抗戦」の練習だって。

「学内対抗戦」、今年はサンパウロ州のカンピーナス市にある、陸軍士官予備校で行われます。
全国12校が一堂に会するので、そりゃあおお賑わいでしょう。
今年は娘たちの学校からは90人参加だって言うしね。

さて、90人の選手達、もちろんみんな飛行機で行きます。
付き添いの先生達も含めると、100人規模の大団体さま!
会場近く(?)の州の学校の中には、バスで行くところもあります。
近くと入っても、みんな他州だから、基本的に何十時間もかかるようなところばっかりだけどね。
なんといっても、交通費、宿泊費、食費などの費用は、すべて学校もちですから、それだけでばかにならない税金がかかっているわけよね。
娘たちの学校、国立ですから、
「抗議行動」が起こるぞ!

出発は当初今週の土曜日か日曜日の予定でしたが、チケットがそろわず、日曜日の夜中、月曜日の午前中、そして月曜日の午後と3便に分かれていくそうです。
先生がチケットを手配し始めたのが、先週末のことだそうで、そりゃあ、希望通りの便は取れないでしょう。
一時は「空軍の飛行機で行くんじゃない?」なんていっていました。
娘たちが中学1年生、入学して初めてブラジリアへ行ったときの旅行は軍の飛行機だったのよね。
若い兵士さん達が「客室乗務員」までやってくれて、おやつもでたり、まあ、至れり尽くせりだったみたい。
でもね、この飛行機、飛行距離が短いのか、普通の航路で2時間半のブラジリアまでの行程、あっちへ寄って、こっちへ寄って、なんだかすごい時間をかけていったことを記憶しています。

「空軍の飛行機」といえば、「抗議行動」真っ盛りだった先月半ば、こんなことがありました。

下院議長が、リオのマラカナンサッカー場で行われたコンフィデレーションカップの観戦のために、空軍の50人乗りジェット機を使用したそうです。
ブラジル東北部のナタール市から家族や親族7人でジェットに乗り込んだ下院議長、サッカーを観戦した後は、リオ市内観光を楽しみ、悠々ご帰還。
その後、新聞にそのことを取り上げられ、自らの非を認め、ジェットの使用料として9700レアイス(約48万円)を国庫に返却しました。

その後、同新聞が今度は上院議長も議員仲間の娘の結婚式に出席するために、同じ飛行機を私的に使用していたことを報道。
上院議長は「議長として空軍の飛行機は、個人的な約束のために使う権利がある」と主張。
ただし、この「個人的な約束」とは、政務にかかわることと、または政務にかかわる約束に支障をきたさないためにと解釈され、この日特別な「政務上の約束」がなかった上院議長には「あてはまらない」とされました。
一時は「ジェットの使用料は支払う義務がない」と突っぱねていた上院議長でしたが、その後の世論の動きを見て、先週末、国庫に32000レアイス(約160万円)を返却することを約束しました。

そのほかにも、実は「空軍機の私的な利用」をしていた議員や有力者がぼろぼろ発覚!
そりゃあ、「抗議行動」も起こるはずだわ、と思いました。
っていうか、こういうのが社会的に表ざたになったのも、「抗議行動」効果のひとつなのかもね。

さて、うちの娘が「空軍機」で旅行できるなんて、どう考えても今だけよ。
ならば、「空軍の飛行機で行くのもいいんじゃな~い?」と母は思うのだが...
「おそいし、暗いから絶対にいや!」
一般学生が乗れる「輸送機」と議員様の乗れる「ジェット機」はやっぱり違うのね。




コメント (2)
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