アマゾンわんわん日記 2018

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レシフェ いいとこ!

2013年07月29日 | ブラジル雑記
先日来、「レシフェのボアビアージェン海岸で人がさサメに襲われた」というニュースがたびたびテレビで流れています。
昨日は、グローボ局の「Fantastico」という番組で、詳しくリポートをしていました。

レシフェの海岸には、沖合い何十メートルか(詳しくは忘れました)のところに、「レシフェ」(岩礁)が形成されています。
普通は自然にできるものですが、ここの海岸の場合は、その昔奴隷を使って作ったもの。
この「レシフェ」の外側には常にサメがいる可能性があるそうです。
そのため、海岸にはいたるところに「サメ注意」の看板が立っています。
特に、近くに工業団地への積み出しのための大きな港が近くにできてからは、大型船と共に港に入り、そのままボアビアージェン海岸方面にやってくるサメが増えたそうです。

今回襲われた若者は、サンパウロからの観光客。
親戚同士の若者達でやってきたのだとか。
何人かで、臍ぐらいの深さのところで遊んでいたところ、急に大波が来て足元をさらわれ、気がつくと2mほどの足の立たないところまで流されていたとか。
すぐに救助の水上バイクが駆けつけ、他の人たちを救助しましたが、その女の子だけは、救助される直前にサメに襲われ、下半身の半分を食いちぎられたそうです。

若者達は、「海に入る前に、海岸を警備している救助隊から、何の注意も受けなかった」と言っていますが、救助隊のほうは、「海岸にいる人たちにはサメが出ることについて注意をして歩いた」と言っています。
っていうか、小さな子供ならともかく、字の読める年齢の若者なんだから、たて看板を見たら自分達で注意するのが普通じゃないのかね?

ボアビアージェン海岸は、今から10年ほど前、夫がレシフェで仕事をしていたときに住んでいたところです。
その当時娘と私はリオで暮らしていて、つきに1度から2度のペースでレシフェに行っていました。
私と娘はレシフェでは何もすることがないので、もっぱら毎日「海岸通い」。
新聞で「干潮」になる時刻を確かめては、潮が引き始めるのを窓から確認し、岩礁が見えてきたらお砂遊びセットを抱えて、私は本を抱えて砂浜にレッツゴー!
海岸では娘は岩礁にできた「天然プール」で水遊びをしたり、お砂遊びをしたり、私はいすに寝そべってビール!
休日には、一家そろって「ウニ」採り。
採ってきた「ウニ」で「ウニスパゲッティ」何ぞも作ったわ。
ああ、懐かしい...
でもね、こんな穏やかな海岸も、海が荒れ出すとガラッと表情が変わるのよ。
一度、海岸にいる最中に急に暴風雨になって、まじめに「海岸遭難」するかと思ったわ。
海は、怖いですよ、本当に。

私達がいた当時も、そういえば、ボアビアージェンのとなりの海岸で、サメに人が襲われてなくなりました。
今回なくなった方で、ここ20年で25人目だそうです。

でも、レシフェ、普通に観光していたら、とっても素敵なところですよ。
ボアビアージェン海岸では、前述したように、とってものんびりできます。
近郊のイタマラカ島の海岸は人がいなくてのんびりできるし、ここには昔の要塞やジュゴンの保護施設もあります。
少し北に向かうと、ポルトデガリニャという場所には、ブラジルで一番美しいといわれる天然プールがあります。
この近くのサントアゴスチーニョには、素敵なリゾートホテルがいっぱい。
マッセイオとの州境のマラゴジという海岸では、干潮のとき延々と海の中を歩いて沖合いの岩礁まで行き、「クエ」をつりました。

まるで「レシフェ観光局」の人のようなことを書いてますが、私はブラジルに来て始めて一人旅をしたのがレシフェだったんです。
ポルトガル語はまだよく話したり聞いたりできませんでしたが、それでも回りの人たち(ホテルのツアーデスクのお姉さんや観光船の船長さん)がいろいろ私のために観光をセッティングしてくれて、生まれて初めて「シュノーケル」なるものを体験。(ボンベを担いでのダイビングまではできませんでした)
海の中美しさに感動しました。

とまあ、「サメ」のニュースなんて流れると、「レシフェって、怖いところ」なんて思われがちですが、そんなことはありません。
要は、一人ひとりの注意が大切って言うことですよね。
多分、どこの観光地でも一緒ではないですか?
海岸に立っている「注意の立て札」、何にもないときには人って「こんなの、タダの注意だよ」と思いがちですが、でも、何かあってからでは遅いんです。
「何もないように」自分で注意しましょうね。

コメント (4)
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