アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

ブラジル人と死刑

2015年01月17日 | ブラジル雑記
昨日今日と、テレビをかければやっているニュース。

ブラジル人 インドネシアで麻薬所持で死刑になる!

今日のお昼までは未来形だったのですが、ブラジル時間の午後3時(ブラジリア時間)に執行されるということだったので、もう過去形になっていることでしょう。

このブラジル人、アマゾナスの人なんですって。
なので、ここマナウスでは地方ニュースでも盛んに報道している。
ブラジルには死刑がありませんからね。

このブラジル人、2003年に3kgあまりのコカインを所持してインドネシア国内に入ろうとしました。
ところが空港の入国時にコカインを所持していることが見つかり、そのまま逮捕されたそうです。

インドネシアでは麻薬所持は死刑なのだそうです。
死刑の無い国ブラジルでのほほんと育った悪人は、認識が甘かったのね。

ブラジル側はジルマ大統領や外務大臣がローマ法王まで頼んで、なんとか死刑をとめようとしましたが、インドネシア側は強硬な態度を崩さなかったとか。

これはまったくの私見なおですが、私としてはインドネシア側はえらいな~と思っちゃう。
一度許してしまったら、前例となって告ぎもまた同じことが起こるものね。
死刑が無いゆえに、「僕たちなにしても、結局許されちゃうんだもんね~」という甘い考えのブラジル人にはとても衝撃的な出来事だったと思うから。
死刑になったブラジル人も「もし、許してもらえてブラジルに帰れたら、若い人たちに麻薬の恐ろしさを説いて歩きたい。」なんていっていたけど、本当にそうなったかどうか?!
また麻薬売買組織に関わってしまう可能性も大きいですから。

ブラジル人には「外国では法を犯したら死刑になる可能性がある」ということがわかっただけでも、十分影響力のある出来事だったと思います。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする