アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

それが見えるということ

2021年09月02日 | 生活

夜 ワンコ達と散歩に出ると、庭のジャスミンの木の上に ひときわ輝く美しい

星がありました。

うん、写真にとるとうまく映らないなあ。

人によっては「なんだい ただの星じゃないかい?」と思うかもしれませんが、ペケママにとってはこの星が見えるということは とっても素敵なことなのです。

 

先日56歳の誕生日を迎えました。

26歳でブラジルに来て、ちょうど30年です。

36歳の時に目の病気が見つかりました。

かなり進んだ緑内障でした。

両眼で併せて3回の手術、左目には今 房水を強制的に排出するためのバルブが入っています。

病気が見つかった当初は「いつ視力を失ってもおかしくない」と思い、とても不安で心配な毎日でした。

病気が見つかってのち リオからマナウスに転居しました。

変な言い方ですが、その当時の私にはマナウスはリオよりも医療の面でも遅れているというように考えていて、さてさて 大丈夫か?と思っていました。

幸いマナウスで良いお医者様たちに巡り合い、適切な治療をしていただいたおかげで、20年間視力を保つことができました。

緑内障は良くなるということのない病気です。

現在でも確実に病気は進行しています。

それでも元気に毎日を過ごし、不自由ながらも文字を読み、注意しながらも車の運転ができるということは、本当に素晴らしいことだと思います。

昔お世話になっていた眼医者の先生に「きっと 私が失明するころまでには 緑内障も治療法が見つかると思うのよ。」と言ったことがあります。

その先生は「ははは、それはなかなか難しいことだろうね。」と笑っていました。

この病気を完治するまでの治療法を見つけるのはなかなか難しいことかもしれませんが、それでも病気の進行を限りなく遅らせることができるような処置ができるようになる日が いつかは来るのではないかと思います。

そんなことを思う私。

毎晩空に輝く明るい星を見つけられることが 本当にうれしくてなりません。

そんな夜が一日でも長く続きますように。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする