この章はとても長いです。
RonはViktor Krumに大興奮,女の子達はサインがもらえないかと紙や口紅(!)を漁ります。
BeauxbatonsとDurmstrangの生徒達はそれぞれGreat Hallの席につきますが,DurmstrangはSlytherinの所に行ってしまいました。Beauxbatonsの生徒達はMadame Maximeが立っている間は座れない様子。私の空耳かと思いましたが,実際にBeauxbatonsとDurmstrangから来た生徒は20人ほど(ずいぶん少ない)だったようです。
Beauxbatonsの生徒達の描写が面白いです。女生徒達はなかなかスカーフを脱がなかったようで。これはイギリスから見たフランスのいわゆるステレオ・タイプって奴でしょうか? ただし,最近ではスカーフと言えば,もっと別の文化圏の人達を思い出しますね。(この本が発売されたのは9.11事件より前です。)
Ronはブイヤベースを前に,外国の食べ物なんか食べれないという顔。JKRさん今度は自国のモノしか食わんという人が多いイギリス人を自ら皮肉ってますね。ところがこれを取りに来たBeauxbatonsの女生徒に一目惚れ。今度は積極的にブラマンジェを自分の近くに寄せます。(でも来なかったんだよね(笑))
Dumbledore先生は,3校のチャンピオンを選ぶ地味~なGobletを紹介します。17才未満の生徒は応募できないように仕掛けをしたようです。
次の日は土曜日。Harry,RonとHermioneは,いつもより早く起きて朝食に降りてきました。すると,何か嬉しそうなFred,GeorgeとLee。彼らはAging Potionで,数ヶ月年を取り,応募しようともくろみます。しかし,FredとGeorgeが"Aging Line"を1歩越えたその瞬間,彼らは後ろに飛ばされてしまいます。そして‥‥何と,かれらの顎には白い顎鬚が‥‥(^o^)。明らかにDumbledore先生の悪戯とわかる仕掛けに,周囲は大爆笑。そこへ当のDumbledore先生が現れ,してやったりの表情です。
Angelina Johnsonが17才の誕生日を迎え,応募に成功したようです。Gryffindorの生徒達は大喜びで彼女の合格を祈ります。
Harry,RonとHermioneはHagridを訪ねます。すると,Hagridは,
"hairy brown suit with yellow and orange checked tie"を着ている,と。。お~~っと,これは3巻でも着ていたヤツですね。(それって一張羅だったのね(汗))本だけだったらすっかり忘れていましたが,映画に出てきたのでバッチリ記憶に残ってます。やっぱし映像の力は偉大だ。
彼もまたS.P.E.W.についてはあまり乗り気でない様子。House-elfは人の為に働くのが好きなのだそうな。Hagridもあまりお勧めでない活動を,Hermioneはどう続けるのか?(これに関しては,何人もの英会話の先生に,何度も,Hermioneをどう思うかと質問されるので,実は私もかなり食傷気味なのだ~)
HagridはどうやらMadame Maximeに恋をしてしまったようで,むせかえるようなオーデコロンまでつけていました。しかもHarry達をすっかり忘れて彼女を案内!(彼はこの当時65才位ですが魔法使いはMuggleより長生きというので,Muggle的には40才前後位の感覚なのでしょうね。)
いよいよチャンピオン選抜の夜,DurmstrangのViktor Krum,BeauxbatonsのFleur Delacour(ブイヤベース少女!)と順調に発表されます。そしてHogwartsからはCedric Diggory。(Ronがっかり)普段あまり勝つチャンスのないHufflepuffの生徒達は大喜び。他の寮の生徒達も心からの拍手を送ります。
‥‥と,ここまではよかったのですが,Gobletはさらにもう1枚の紙を吐き出します。(ここの所連続して章の最後にsurpriseですね。)それを取り上げ,不思議そうに考えるDumbledore先生。やがて彼は意を決して紙に書かれた名前を読み上げました。
Harry Potter